連載
#21 マスニッチの時代
〝ストロング系〟やめたオリオンビール ジャーナリズム化する広告
僕の広告人生を変えた「フィアレスガール」の衝撃
企業広告や販売戦略の現場で社会問題に向き合うケースが増えています。女性の社会進出の大切を訴えた「フィアレスガール」の像が世界的に注目を集め、「オリオンビール」はアルコール度数の高い〝ストロング系〟缶チューハイの販売をやめました。著書『広告がなくなる日』で単なる商品の宣伝にとどまらないブランドジャーナリズムの大切さを説いた牧野圭太さんと一緒に、広告とジャーナリズムの関係について考えます。
牧野圭太(まきの・けいた)
奥山晶二郎(おくやま・しょうじろう)
様々な情報があふれるたネットの世界で、〝ちゃんとした情報〟に出会うのは難しい――。そう感じることはありませんか?
極端な意見や間違った事実を信じてしまうと、身近な人の健康を損なったり、誰かの攻撃に加担してしまったり……そんな「落とし穴」にはまってしまうことも。一方で、誰でもSNSなどで発信者になる時代でもあり、〝ちゃんとした情報〟を届けるには様々な工夫が必要です。
その時に大切なのは「編集」という視点です。
メディア論・政治経済・社会問題まで幅広く扱う評論家の荻上チキさんと一緒に考えます。