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連載

#94 ○○の世論

レジ袋有料化、8割が「不便それほど感じない」不満目立った地域は…

プラスチック製のスプーン有料化、若い層ほど「反対」

レジ袋有料化の掲示=2020年7月1日、名古屋市昭和区のコンビニ、古沢孝樹撮影
レジ袋有料化の掲示=2020年7月1日、名古屋市昭和区のコンビニ、古沢孝樹撮影 出典: 朝日新聞

目次

コンビニエンスストアやスーパー、百貨店などで、無料で出されていた「レジ袋」を有料化にすることが義務づけられてから、7月で1年になりました。「マイバッグ」持参が日常になりましたが、「買い物に不便を感じる」という人が、地域や年代によって3割いることが分かりました。(朝日新聞記者・藤方聡)

8割は「それほどでもない」

「マイバッグ」の浸透が、6月調査でも浮き彫りになりました。レジ袋有料化で買い物に不便を感じますか、と尋ねたところ、「不便を感じる」20%、「それほどでもない」79%。8割がレジ袋の有料化を受け入れている実態が分かります。

 

大阪では35%が「不便を感じる」

「不便を感じる」と回答した人は全国で20%でしたが、地域や年代で差が見られます。大阪では、レジ袋有料化で買い物に「不便を感じる」35%、「それほどでもない」65%。一方、東京は全国と同じ傾向で、「不便を感じる」21%、「それほどでもない」79%でした。

 

男女の年代別でも差

「不便を感じる」と答えた比率が最も高かったのが、男性では50代で28%、「それほどでもない」は71%でした。女性では、18~29歳と30代で、それぞれ「不便を感じる」3割、「それほどでもない」7割でした。女性50代でも29%が「不便を感じる」と回答し、男女とも50代で、レジ袋の有料化で買い物に「不便を感じている」人が3割います。一方、男女とも70歳以上では、「それほどでもない」と回答した人は86%でした。

 
 

プラのスプーン有料化、若い層ほど「反対」

スーパーやコンビニエンスストア、ファストフード店などで、現在、無料で配られているプラスチック製のスプーンやストローなどの有料化や代替素材への切り替えを義務づける法律が成立しました。来春にも施行されます。スプーンなどの有料化への賛否を6月調査で尋ねたところ、「賛成」61%、「反対」31%でした。

 

男女別でみると、男性は「賛成」63%、「反対」30%、女性は「賛成」59%、「反対」33%。「賛成」が圧倒的にみえますが、年代別で見ると、少し異なる景色がみえてきます。

18~29歳は「反対」49%が「賛成」45%を上回りました。特に女性の18~29歳では、「反対」が「賛成」を大幅に上回っていました。18~29歳をのぞくほかの年代は、「賛成」が60代の71%、50代の69%、70歳以上の64%と、いずれも「賛成」が多い傾向です。

ただ、コンビニの弁当やファストフード店などを頻繁に使っていると見られる18~29歳、30代、40代で「反対」が3割を超えました。50代から上の世代の「反対」が2割台だったのと比べると、傾向の違いがわかります。

 

記者は首都圏のある百貨店内で、「紙袋まで有料化にしている。これって便乗値上げ?」との女性同士の会話を耳にしました。コンビニでは、マイバッグに購入品を入れるのに手間取る買い物客の姿もよく目にします。実施にあたっては、こうした声や実態にも配慮してもらいたいと思います。

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