小学校の帰り道、たまたま通りかかるパトカー(緊急走行中ではない)に敬礼するのが大好きでした。
こっちはただ真似をしてみたかっただけなのに、助手席のおまわりさんが丁寧に敬礼を返してくれたんです。
特別パトカーが好き!警察官が好き!というわけではなかったのですが、そんな一瞬のコミュニケーションが心躍る経験でした。
そのことを思い出させてくれたのが、はみだしみゆきさんが
Twitterで発信していたマンガ「はたらく車と息子」です。
はみだしさんの1歳の「息子くん」は「はたらく車」が大好き。ある日、たまたま止まっていた白バイに熱視線を送ったら、そこからあたたかいコミュニケーションが始まりました。
Twitterには、「私も経験ありますが働く車に乗る方々って子どもに優しいですよね」「わたしも小さい時に自衛隊の車に対して手を振ったら振り返してもらえたことを思い出しました〜!」と共感する声がたくさん集まっています。
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このことを記事にすると、Yahoo!ニュースのコメント欄(ヤフコメ)にも多くの読者の体験談が集まりました。
ギスギスすることも多いヤフコメですが、そこに広がっていたのは「やさしい空間」。
「コメント欄もいい話満載でおもしろい。朝から笑顔になれました」という感想や「はたらく車」の中の人の思いも書かれていて、ポジティブなコミュニケーションの場になっていました。
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コロナ禍で思うように外出できず、ニュースを見ては悲しい気持ちや怒りを覚えることが多くなっているかもしれません。
そんな中、やさしい話題に触れて心がほっこりしたり、昔を思い出して懐かしんだり、気持ちがあたたかくなることもあります。
今回、マンガとそこから広がった優しい世界のおかげで、私も前向きな気持ちになれました。
我が家にも、はみだしさんの「息子くん」と同じく乗り物が大好きな1歳の息子がいます。最近、バスや救急車見たさに大通りを歩こうとせがんでくるようになりました。
息子が通りすがりのパトカーに敬礼する日も近いかもしれません。