連載
「鼻が長い…マンモスじゃないか?」化石の発掘でまさかの出土 漫画
「な、なんだこれは!」出てきたのは「鼻が長い…」

4コマ漫画「新しい歴史」

そう汗をぬぐうのは、胸に「ホネ」とかかれたTシャツの青年。「もっとなんか…フェスみたいなノリできちゃいました…」と、ため息をもらします。
一方、先輩と思われる男性は「まあ、フェスもレントゲンで撮ったらホネだらけだからね」。話がかみ合っているようで、全くのねじれの位置にいる2人。
そんな中、「ホネT」の青年が何か見つけます。「な、なんだこれは!」
先輩は「どうした!フェス君!うわっ!鼻が長いな…マンモスじゃないか?」と驚きますが、マンモスじゃないのは一目瞭然。マンモスや恐竜の時代にはまずありえない、あのお面だったのです……。

「化石を見ると爆笑する」その理由は?
化石って面白いですよね。見るだけで爆笑しちゃいます。
例えば骨の化石から、その生き物の当時の姿を想像して、当時を確かめる術はないのに「恐竜はこう!」「アンモナイトはこう!」みたいに決めていくわけです。
現実を新たに生み出してる感じがして、なんだかワクワクします。
ぼく最近AirPods買ったんですよ。いま地球に隕石が落ちて、数千年後にぼくの化石がでたらAirPodsをなんだと思うんでしょうね。
「当時の人間は耳から骨が飛び出していた」「これを飛ばして攻撃していた」「この骨が大きい物が群れのボスだった」などと論議されちゃうと思うと、なんだか恥ずかしいです。
<こやま・こーたろー>
漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やTwitterで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。Twitterアカウントは@MG_kotaro。