連載
女子生徒にイジられ、怒りもしない新米先生…男子の違和感マンガに
なんかやっぱり違うんだよな~
男子くん編の始まりは、「このクラスに男子は俺一人しかいない」という男子くんの言葉から始まります。
女子たちが教室で楽しそうにおしゃべりに花を咲かせる中、男子くんはほおづえをついて雪の降る窓の外を眺めています。
そこで、「ごらあぁ!席つけえぇ!」と教壇を拳で叩くのは、担任の先生です。
きっと普段からピシッとしている先生なのでしょう。一気に教室は整然とします。
「朝礼でケツアゴを盛大にディスってくれた時は笑ったけど」
「なんかやっぱり違うんだよなー」
男子くん、新米くんの態度には納得いっていないようです。
クラス唯一の男子生徒・男子くんと、新米くん。
男子くんにとっては、教室内に他に同性がいないので、最初から垣根なく仲良くなると思いきや、そんなことはありませんでした。
そもそも生徒が感じる「いい先生」ってどんな先生なんでしょうか。怒らない先生?親身になってくれる先生――?
男子くんの「なんかやっぱり違うんだよなー」の一言が表す、新米くんへの違和感はなんだったのでしょうか。作者のしろやぎさんに聞きました。
教育実習生の先生が来た時――
「たった何歳か年上なだけなのに随分大人に見えた」
「流行の話題で一緒に笑ってくれたし、共感してくれた」
「自分たちと大差ない歳の人が威厳を持って怒ってくれる姿が新鮮だった」
「汗ダラダラになりながら半分何言ってるかわからない授業も不思議と眠たくならなかった」
「自分の悩みとかモヤモヤとか話したいことがあったのに、実習はあっという間に終わってしまった」
だから、そこに若い変な先生が副担任になると知って期待する男子くんでしたが、現れた先生は女子たちにいじられ、怒ることもせず、自分に助けを求めてくる始末。
ちがうんだよ、そういうの求めてないんだよ!
【次回予告】
ちょっと冷めた目で、冷静に新米くんを分析している男子くんですが、彼自身はどんな生徒なんでしょうか。次回は男子くんの悩みに触れます。
◇
withnewsでは、しろやぎさんの「あなたそれでも教師ですか」を毎週日曜日に配信予定です。新米くんを軸とした教育現場を描いていく予定です。
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