新しい生活様式について、「やさしい日本語」で解説したところ(ブルーの背景部分)は、一橋大学の庵功雄教授に監修してもらいました。
きょうのことば

宗教的に考えても「集まらない方がいい」
シディキさんは日本に35年以上住んでいます。シディキさんは、イスラム教のラマダン月(断食月)で、始まりと終わりを知るために月を観測する、「日本新月観測委員会」の副代表です。

――それは、本当に大変でしたね。

――安倍晋三首相は5月25日に、「緊急事態宣言」を全国で解除しました。日本では、その前日の24日にイード・アル=フィトル(断食明けのお祭り)を迎えたそうですね。いつもなら、約1カ月のラマダン(断食月)を終えて、親族や友人と集まって食事をする、とてもにぎやかな時間でしたが……。

でも、悲しいことに、感染防止の対策もしないで、集まって、感染を広げている人たちが、世界にはいます。『神様が守ってくれる』と言う人もいます。 でも、神様は人間に『頭を使うように』と知恵を与えてくれている。自分で努力しないで『神様頼み』はいけないことです。
私の故郷のパキスタンでも、死者数が増えています。経済的に大変なので、都市封鎖を続けられないんです。 日本みたいに、国民に10万円あげる力が政府にあればいいんでしょうけど。
それを見ると、日本は良く守りましたよね
「わっしょいわっしょい、やらないと」
①
②マスクをつけてください
③
たくさんの

――祭りの国……そう思われていることを、初めて意識しました。「新しい生活様式」では、集まるときに気を付けることも言っています。食事のルールもあります。
「したい」だけではなく
・たくさんの
・
・
・
・たくさんの
・
・
・あいさつの


でも、集まった時に、できるのでしょうか。「では1メートルはかりましょう」って、言いますかね。
――やっぱり、会ったら近づいて話したくなるかもしれません。

――希望と必要?

――でも、人と会えないことが続くと、孤独を感じませんか

もうしばらく、辛抱しましょう。

【自動翻訳用】ふりがな なし
■きょうのことば 「新しい生活様式」……政府が、専門家の意見を聞いて作りました。ウイルスにうつらない(感染しない)ようにするための、「新しい生活のしかた」を守ってくださいと、みなさんにお願いしています。
■1人で気をつけることができること
①人と人は1~2m離れてください
②マスクをつけてください
③手を洗ってください(水と石けんで、30秒ぐらい丁寧に洗ってください)
たくさんの人が集まること(密集)、人と人が近づいて話すこと(密接)、空気を入れ替えることができないところに行くこと(密閉)、この3つを「3密」と言います。「3密」をしないでください
■食事をするとき、人と会うときは
・たくさんの人といっしょに食事をしないでください
・熱があったり、風邪をひいているときは、食事などに参加しないでください
・持ち帰り(Take Out)や、デリバリー(delivery)も使ってください
・食事会などは家や建物の外ですると良いです
・たくさんの人で、一つの皿から食べないでください。みんな1人ずつののお皿に分けて食べてください
・向かい合って座らないでください。人と横に並んで座ってください
・食べながら、あまり話さないようにしてください
・あいさつの代わりとしてグラスとグラスをつけたり、他の人にお酒を注がないでください
■あいさつをするとき(海外のやり方をまとめました=ケンブリッジ大学)
・握手をしたり、ハグをしたりしないでください。それよりも、ひじを合わせる「エルボーバンプ」の方が良いです。
