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#20 注目!TikTok

ディズニー「行きたすぎて」ゲーム自作 高校生の完成度に「プロ級」

家でディズニーを楽しむ、新しい方法!

東京ディズニーシーのミニゲームが自宅で遊べるなんて!
東京ディズニーシーのミニゲームが自宅で遊べるなんて! 出典: 角田さんのTikTokの投稿より

目次

ボールを転がし、指定の皿の上に載せると賞品がもらえる、東京ディスニーシーの「アブーズ・バザール」内にある人気ゲーム「コブラの罠」。新型コロナウイルスの影響で臨時休園が続いていますが、「行きたすぎて」ゴールデンウィーク中にこのゲームを手作りした高校生がいます。材料は段ボールや紙粘土などですが、完成度の高さに「もの作りのプロ」というコメントも寄せられる力作。作者に聞きました。
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新聞紙や紙粘土で手作り「意外と本物のような難しさに」

「高校1年生男子が夢の国に行きたすぎて、StayHomeであのアトラクションを作ってみたら予想以上に楽しかった」

そんなタイトルで始まる動画をTikTokに投稿したのは、栃木県在住の高校1年生の角野僚(すみの・りょう)さん(15)です(TikTokアカウント:@ryoo474)。動画では紙皿に色を塗ったり、新聞紙と紙粘土で「コブラ」の像を作る様子などが紹介されています。
出典:角田さんのTikTokの投稿より
ゲームを作った理由を「外出自粛でディズニーに行けないので、ディズニーのゲームを作れば家で楽しめると思いました」と話す角野さん。もともとディズニーシーの「コブラの罠」が好きだったそうで、ゴールデンウィーク中に「時間もあるので作ってみよう」と、妹と始めたといいます。

ゲーム台の奥に飾られているレリーフのようなコブラも、新聞紙で作った土台に「のり」に浸した半紙を貼り付け、細やかに成型しています。作り方については、「以前、工作の教室に通っていて、そこで教わったものです」。のりを乾かす時間も含めて、制作期間は3日ほどだったそうです。
出典:角田さんのTikTokの投稿より
大変だったのは、台の部分だったという角野さん。段ボールを重ねて補強していますが、水平に保たないとボールがまっすぐ転がらないため、隙間無く重ねるのに苦労したといいます。

実際に遊んでみると、真ん中の金色のコブラの像がボールの行く手を阻み、「意外と本物のような難しさになった」と話します。
出典:角田さんのTikTokの投稿より

TikTok企画で「意外と楽しめることがあるな」

制作中も動画を撮影していましたが、TikTokに投稿するつもりはなかったという角野さん。しかし、TikTokで「#休校チャレンジgw」のハッシュタグを見つけ、父が編集した動画を投稿しようと思ったそうです。

「休校チャレンジ」とは、政府が休校要請を表明したことを受け、映像作家で人気TikToker(TikTokで活躍するクリエイター)のしんのすけさん(@deadnosuke)が発案したTikTokの企画です。学生・生徒を対象に、休校期間を利用し、家の中でできることとして「動画撮影に挑戦しよう」と呼びかけました。
 
「#休校チャレンジGW」に集まった動画は5千万回を超えた
「#休校チャレンジGW」に集まった動画は5千万回を超えた 出典:TikTokより
初回は3月に開催され、2回目となる「#休校チャレンジGW」は「好き」をテーマに動画を募集。ハッシュタグには、ハンドメイドやイラスト、ものまねなど、5月15日までに3千本近い動画が投稿され、総再生数は5千万回を超えました。

参加した角野さんも、他の人の動画を見ることで気づきもあったようです。「外出自粛でずっと『やることがない』って思っていたんですが、企画に参加している人はいろんな方法で楽しく過ごしていて、できることは意外とあるんだと思いました」
出典:角田さんのTikTokの投稿より
この春高校に入学した角野さんですが、休校により「まだ高校生活っていうのがどんなものかわからない」と話します。オンラインでホームルームなども行われたそうですが、「クラスメイトもほとんどわからなくて、クラスの雰囲気もつかみづらいです」。

しかし、そんな生活も終わりが見えているそう。分散登校が始まり、6月からは全体での授業が始まる予定だといいます。待ちに待った学校の再開について、角野さんは「新しい環境なので楽しみです」と話しています。

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