ヴァンパイア「ローズ伯爵」とは
店員とお客さんの間で、”世紀末”なコール&レスポンスがこだまします。実はこれ、「闇の者を呼び覚ます復活の儀式」と名付けられたシーザーサラダに、ドレッシングを注ぐときの「ヴァンパイア カフェ」おなじみの儀式。「吸血鬼の館」をイメージした店内で、こだわりの料理を楽しむことができます。

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— ⚰ローズ伯爵⚰(VAMPIRE ROSE) (@fromVampireRose) March 9, 2020
どきどきしながら数日待っていると「素敵なお誘いありがとうございます」という丁寧すぎる返信がありました。よく考えればヴァンパイアと言えど、爵位を持っているくらいの紳士。そんなものすごく丁寧な文章のまま、レストランの運営会社と調整してほしいとのことでした。直に営業してしまってすみません。ヴァンパイアだって、事務所通さないと。

お店を運営するダイヤモンドダイニングと調整し、2月のとある1日に取材させていただくことになりました。
待ち合わせ…隠しきれない“ハード感”

ローズ伯爵…?

ローズ伯爵
野口
さとし店長
どうして「ヴァンパイア」として働いているのか、これまでの「ローズ伯爵」の歩みを振り返りつつ、「ヴァンパイアカフェ」店長に密着する1日が始まりました。
「キワモノ」と思いきや、TPOわきまえがち

ローズ伯爵
ちなみに、最近はYouTubeなどで人気になったこともあり、世を忍ぶ仮の姿といえど、地元・新小岩で声をかけられることも増えたそう。「ローズ伯爵ですよね?って声をかけられたらどうするんですか?」と聞いたら、「『あざーっす』って感じっすね」。軽。
世界観を貫くかと思いきや、「冗談通じる相手かどうかわかんないじゃないすか」。
ついつい見た目でとがった行動を想像しがちですが、TPOはめちゃめちゃわきまえる。ローズ伯爵の一面が、少しずつ見えてきました。
縦ロール髪を揺らしながら向かうのは…
「ヴァンパイアカフェ」は有楽町駅からは徒歩10分ほど、日本料理店やニュークラブが入るビルの7階にあります。斬新なコンセプトからは意外に感じますが、開店したのは2001年。激戦区・銀座で19年営業を続けている、老舗のお店なのです。

ローズ伯爵


ここまで至って普通の店長です。お店に戻る途中、ローズ伯爵から突然の質問が。
ローズ伯爵

野口
ローズ伯爵
ローズ伯爵
小5でヴィジュアル系に目覚める

実はローズ伯爵、石川県にいた小5の頃に「LUNA SEA」にどハマり。初めて見たものを親だと思い込むトゲピーの習性のごとく、以来ビジュアル系ひとすじでやってきました。
ローズ伯爵
当時はライブに出るにも、お金がないのでメイクは自分たちでせざるを得ません。狭い楽屋も、格上の対バン相手たちが使っています。
ローズ伯爵
