連載
もっと他にあったんじゃ…?「5G」を妄想だけで解説する4コマ漫画
下駄、それは天狗のフェイバリットスニーカー

小山コータローの「妄想5G」

3Kはみなさん知ってますか?1980年代に使われ出した言葉で「きつい、きたない、きけん」の敬遠されがちな仕事の事です。
しかし室町時代まで遡ると、この3Kは逆に花形職業を表す言葉として使われていたようです。
「黒い、ケムい、甲賀」
これはとても忍者ですね。
「もっと派手なシャツとか着たいな」「姿を眩ませるとき喉にくるな」「伊賀は有給とかあるのかな」そんな忍者たちの仕事への葛藤が詰め込まれています。
さぁ、そこで今回は5Gです。どんなお仕事なのでしょうか?みなさんはGから始まる言葉で最初に思い浮かんだのはなんですか?
ちなみに、Gから始まる言葉は日本にはちょうど5個しかないので、僕のようにベレー帽をかぶってステッキを振り回しては難事件を別の事件で塗り重ねるタイプの名探偵にとっては容易い事です。
まず1つ目は「魚肉ソーセージ」ですね。
しかし、魚肉ソーセージって字面は改めて見るとなんだか怖いですね・・「魚肉」が怖いんでしょうね。なんか「牛肉・豚肉」よりもどちらかといえば「皮肉・苦肉」の仲間っぽいですもんね。
「魚肉を言うな!」
「魚肉の策で、百均に行くぞ!」
とても自然ですね。皮肉や苦肉のかわりに使ってみてはどうでしょうか。
つづいて2つ目は「ガンジー」です。
今度は全然怖くありませんね。むしろ優しさの塊、世界一ハートフルな4文字です。
そして3つ目が「下駄」です。
日本最古のGと言われていますね。天狗のフェイバリットスニーカーですが、天狗は団扇持ったり小さい帽子被ったり、下駄履いたり、なんか多いですよね。個性を出したいがあまり心配性が祟ってますね。
4つ目は「軍人」です。
もはやこれ自体が職業なので、怪しいなとは思いますね。
そして最後5つ目がみなさん、お待たせしました「餃子」です。ご注文の浜松餃子です。
日本最旨のGと呼ばれていますね。中華料理だという説もありますが、僕は世界一旨い餃子をAJINOMOTOさんの冷凍のやつだと思ってる節があるので問題は特にありません。
これら5つのGが集まると、ドラゴンが現れて願いを叶えてくれるそうです。
でも、最後はブタに邪魔されてしまうそうですよ。とても悲しい逸話があるんですね。
これからもGAJINOMOTOの餃子をよろしくお願いいたします。
<こやま・こーたろー>
漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やTwitterで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。Twitterアカウントは@MG_kotaro。