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2019年07月19日

「投票、最後は勘……」でいいのか? アラフォーの本音聞いてみた


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選挙は大事、でも実際には誰に投票すれば……? アラフォー世代が語った本音 ※画像はイメージです

選挙は大事、でも実際には誰に投票すれば……? アラフォー世代が語った本音 ※画像はイメージです

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あなたは普段、選挙にどう向き合い、何をよりどころに投票していますか。7月21日の参院選投開票を前に、アラフォー世代の有権者座談会を企画しました。働き盛りであるアラフォーは、子育てで忙しかったり、親の介護や自身の老後を考え始めたりする世代でもあります。いろんな政策の影響を受ける世代に、選挙についての本音を語ってもらいました。(朝日新聞名古屋報道センター・佐藤英彬、山下奈緒子)

ツイッターなどで呼びかけ

公式ツイッターでの呼びかけなどで集まったのは、愛知県内に住む36~44歳の男女各4人ずつの計8人です。

【座談会に参加した皆さん(年齢順)】
石坂喜和さん(36)会社員。子どもの頃から選挙大好き。
白井直さん(38)税理士事務所勤務。政治への関心は薄い。
水野さやかさん(40)3人の子育てを通じ、政治を意識。
会社員女性(40)これまで一度も選挙に行ったことがない。
村瀬良太さん(42)建築史家。政治への関心は高い。
土井恵信さん(42)僧侶。子どもが産まれ、政治を意識。
会社員女性(44)シングルマザー。選挙に行ったり行かなかったり。
山田千鶴さん(44)地元の市長選をきっかけに政治に関心。

座談会の参加者たち=朝日新聞名古屋本社、川津陽一撮影

座談会の参加者たち=朝日新聞名古屋本社、川津陽一撮影

「本当に恥ずかしい話、1回も行ったことなくて」

初めのテーマは「投票参加」から始まりました。「選挙に毎回行く」と答えたのはこのうち5人、「行ったり行かなかったり」が1人、「行かない」は2人でした。

会社員女性(40)は過去20年間、一度も投票したことがないと明かしました。「本当に恥ずかしい話、私、選挙権もって20年経つんですけど1回も選挙に行ったことなくて。それじゃあちょっと、いい大人が正直恥ずかしいなと」。女性が投票してこなかった理由は……。

「仕事が土日休みではなかったことと、正直面倒くさいっていう思いがありました。あとは皆さんが(投票で)決めたことに従おうと。多数決で決まったことなので民意の表れですよね。それに従えば、基本的に今の私の生活にも良かろうと」

別の会社員女性(44)は、政治家をはじめいろんな人のツイートを見るなどして、なんとなく投票してきたと言います。でも……

「行ったり、行かなかったりなんですよね。割と身近な選挙が行けていない。市長選とか市議選とか。大きい選挙であるほど行っている感じがあります」

最後の決め手は……「勘というかね、そういう感じです」

建築史家の村瀬さんは必ず選挙に参加すると決めているそうです。

「新聞、テレビ、本とかも読むなどしますが、候補者の顔をみて最終的に投票を決めることが多くて。やっぱり長い間、政治家を続けていると、希望を持っている人も10年経つとだいぶ変わってしまうんですね」

村瀬さん=朝日新聞名古屋本社、川津陽一撮影

村瀬さん=朝日新聞名古屋本社、川津陽一撮影

出典: 朝日新聞

主婦の水野さんは地元での市長選を機に、選挙の勉強会を開いたことがあります。

「選挙に楽しく行く方法という講座を開いて、15人くらい集まったんですが、その際に感じたことが、選挙を身近に感じる方法って何だろうということですね。選挙の話を会話に出した時に、どうしてもあたりさわりのない話であったりとか、ニュースで聞いたリポーターの発言を思わずそのまま言っていたりとか。自分たちの意見ってどこにあるんだろうって考えた時に、やっぱり選挙が生活の中に入っていないんだなってことをすごく感じました」

そんな水野さんは村瀬さんの話を興味深く聞いていました。ちなみに水野さんの最後の決め手は……

「あとは勘というかね、そういう感じです」

水野さん=朝日新聞名古屋本社、川津陽一撮影

水野さん=朝日新聞名古屋本社、川津陽一撮影

出典: 朝日新聞

「なんとなく子どもにちゃんとした姿を見せなきゃ」

水野さんと選挙の勉強会を開いた山田さんは投票先を「毎回悩むんです」と切り出しました。

「市議選だと結構知っている人なんですよ、出てくる人。なので、候補者がどういう人かすごく分かりやすい。国政になると知らない人ばかりで、メディアの情報ぐらいしかない。テレビでは良いことを言ってるけど、実は裏で何か言っているんだろうと腹黒さもなんとなく感じてしまうので。誰にって選べないですね」

山田さん=朝日新聞名古屋本社、川津陽一撮影

山田さん=朝日新聞名古屋本社、川津陽一撮影

出典: 朝日新聞

その山田さんの基準の一つは「今一番勢力がある党じゃないところに入れること」。

「私の一票でひょっとしたら1人くらい当選して、今の議員の人とは違う意見が出るもしれない」

袈裟(けさ)姿で現れた土井さんは、子どもの誕生をきっかけに投票へ行くようになったと話しました。

「なんとなく子どもにちゃんとした姿を見せなきゃいけないという責任感から、無理やり行くみたいなところで。正直、興味のあるなしは選挙によって落差があります。どなたに入れようと考えることによって、少しでも参加しなきゃと。正直、背伸びしながらやっています」

土井さん=朝日新聞名古屋本社、川津陽一撮影

土井さん=朝日新聞名古屋本社、川津陽一撮影

出典: 朝日新聞

「大好きって人、初めて会いました」

石坂さんは、選挙権を得た20歳から必ず投票に行っていると言う一人。「選挙は大好きで、夜8時からの選挙特番は毎回正座して見てるほどです」。そう明るく話す様子に他の参加者からは「大好きって人、初めて会いました」など驚きの声が上がりました。

「自分が投票する人は、自分の思想にあう人。『ツイッターとかで過去に言った内容と全然違うやん、この人』ってこともあるので。そういうのもチェックしています」

続いて発言した白井さんは「先ほどの話と真逆で、選挙が嫌いというか興味がなく。正直、今でもあまり興味がない」。過去に数回投票に行ったことはあるそうですが、「誰にどういう風に投票したのかは全く覚えていないんです」。そんな白井さんですが、今回の参院選は気になるようです。

「興味はなかったんですけれど、仕事柄税金のことをやっていまして、消費税の増税、ほぼ決まりなんでしょうけれど、まだ反対しているところもあるってことで、今回はちょっと行こうとは思うんですけど……」

【消費税】1989年に始まった消費税。1989年4月に税率が3%だったのが、1997年4月には5%、2014年4月には8%、2019年10月には10%になる予定。軽減税率として、酒や外食除く飲食料品などは税率8%に据え置かれる。消費税法によると、消費税は年金、医療、介護、少子化対策にも充てられる。


投票への思いは様々。続編では具体的な争点への意見を伺います。

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