お金と仕事
子育ては「最強の市場創造」 サイボウズ青野社長が学んだこと
「家事や育児を全くしていない男性管理職が多数を占めている会社に負ける気がしない」。育休を3回とったサイボウズの青野慶久社長は「偉そうだけど本音です」と話します。5月、都内であったイベントで、青野さんが語った子育て論。「子育ては最強の市場創造」と語る、育児から学んだこととは?
多様な家族の「いま」を紹介してきた連載「平成家族」でしたが、青野さんの「世の中が多様であることを認めて、その人らしく生きられるように選択肢を増やしていく事が大事」という指摘が印象的でした。
この「選択肢を増やす」というのは、働き方や育児、選択的夫婦別姓や同性婚……さまざまな社会課題に当てはまることだと感じました。
できるだけ多くの人が生きやすい社会にするため、それぞれの困りごとについて声を上げていく大切さを感じたトークイベントでした。
夫から「所有物」のように扱われる「嫁」、手抜きのない「豊かな食卓」の重圧に苦しむ女性、「イクメン」の一方で仕事仲間に負担をかけていることに悩む男性――。昭和の制度や慣習が色濃く残る中、現実とのギャップにもがく平成の家族の姿を朝日新聞取材班が描きました。
朝日新聞生活面で2018年に連載した「家族って」と、ヤフーニュースと連携しwithnewsで配信した「平成家族」を、「単身社会」「食」「働き方」「産む」「ポスト平成」の5章に再編。親同士がお見合いする「代理婚活」、専業主婦の不安、「産まない自分」への葛藤などもテーマにしています。
税抜き1400円。全国の書店などで購入可能です。
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