三つの会社を転々と
女性は、発達障害の診断がおりなかったあともモヤモヤを抱えています(画像はイメージです)
「発達障害かもという思いは捨てきれない」
女性は、生きづらさの正体を突き詰めるようにつらさや苦しみを書いてメールボックスにためています。「生きづらさを言語化することが私にとっては大事なことなんです」
想像以上にいた「グレーゾーン」
姫野桂さん
宮崎市出身。大学卒業後、建設関係の会社に就職したが、2013年に25歳でライターの道へ。2017年秋から発達障害について取材をしている。自身も発達障害当事者で、学習障害(LD)の傾向が強いと診断された。
◆仕事でのケアレスミスを少なくする方法
「デスクに個人用のパーティションをつけると、いらない情報が目や耳に入らないようになるのでいいですよ」
◆忘れ物をなるべくなくす方法
「家の鍵や財布など、大事なものを失くしたときすぐ探せるように、スマホと連動するGPS機器がいろいろあるので、それで管理するようにしていますね」
◆遅刻やスケジュールのミスを防ぐ方法
「グーグルマップの乗り換えアラーム機能を使います。乗り換え時にアラームが鳴るような設定にしておくんです」
出典: いずれも姫野桂著「発達障害グレーゾーン」(扶桑社)より抜粋