今年もこの季節がやってきました。よりによって24日は祝日。「予定ないわ~」とぼやいてみたり、無理にでも友達と約束したり……。そんな人も、子どもの頃は純粋にクリスマスを楽しんでいたのではないでしょうか? マンガを読むと、昔を思い出せる……かも。
今回はのべ39作品が集まり、その中から三つのマンガを大賞・入賞に選びました。withnews編集部の寸評と共にご紹介します。
【大賞】生命力吸収スイッチ (にしもとのりあき著)
「本当のリア充は人生を懸命に生きている彼らなんだ」からのオチ、笑いました。
クリスマスの過ごし方の「模範解答」は大切な人と過ごすことなのでしょう。
この日ばかりは何をするにしても、その答えを軸に動くことになる。着飾った街や人が「正解」を突きつけてくるから。模範解答通りじゃない現状を笑うことで、「いろんな答えがあっていいよなぁ」って気持ちになれる。
そんな優しい笑いで包まれた作品でした。
【入賞】ボクたちの希望 (いぬパパ著)
最後のコマが大好きです。「例のやつ」で伝わるワーディングのセンスと、コマの余白に泣き笑い。
それでも来年も、この兄弟はチラシを見て○をつけて「サンタさん来るまで起きてようぜ!」とか言って、24日の夜に爆睡しちゃうんだろうな~…と想像してあったかい気持ちになりました。
年明けのお年玉で、おもちゃ買えるといいね。
【入賞】また居酒屋zoo (丸山ミユ著)
動物園が閉園した後、動物たちが集まってくる居酒屋があったら……という設定で、動物目線で園に訪れる人間たちについて語り合う作品。
といっても、動物から見えている人間もさまざま。
「クリスマスに何の価値も見出さないマン」も、仕事に夢中になっている人、一緒に過ごしたい人がいない人、何よりも動物が好きな人……いろ~んな人がいることがライオンの表情からイメージが広がります。ライオンさん、シブいっす。
あと全然関係ないですが、居酒屋に行くと、だいたいそこにいない人の話題になりますよね。(私だけでしょうか)
withnewsは10月から、マンガのSNSを運営するコルクBooksとコラボ企画を始めました。月1回季節のテーマを出題し、作品を募集します。
今回ご紹介できなかった応募作品は、コルクBooksのサイトでご覧ください。
たくさんのご応募、どうもありがとうございました!