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最年少19歳で司法試験合格! ガリ勉なの? 慶応大生の意外な素顔
この秋、合格発表があった司法試験で史上最年少合格者が出ました。19歳4カ月で突破した、慶応大学1年の栗原連太郎さんです。一体、どんな方なんでしょうか。大学を通じて文書でやりとりをし、人物像に迫りました。
――大学1年生にして合格を手にしたわけですが、これからの大学生活では何をしたいですか。
なるべく多くの人々と触れ合い、視野を広げていくような過ごし方をしたいと考えております。サークルには所属しておりません。音楽(作曲)のほかに、映画鑑賞や読書をしていきたいと思っております。
司法試験と言えば昔から難関試験の代名詞です。法科大学院(ロースクール)制度になった現在は、受験者の4分の1程度が合格していますが、栗原さんが最初に突破した予備試験の合格率は4%ほどで、旧制度の本試験と変わらない狭き門です。法曹資格を得ようと、2度3度と受験する人が珍しくないのも、変わりません。
高校3年生で予備試験を突破し、20歳になる前に本試験に合格した人がいると聞き、私は一日中机にかじりついている、キテレツ大百科の勉三さんのようなイメージを勝手に抱いていました。ところが文書でやりとりをしてみると、小説を書き、音楽を聴き、楽器を奏で、作曲もする、多芸多才な方でした。
栗原さんは今後、約1年の司法修習を経れば、法曹資格を得て裁判官や検事、弁護士になることができます。ただ、本人は「現時点で明確にお答えできません」としつつ、学生として勉強に励んでいく考えを語りました。将来、法曹の道に進むにせよ、別の道に進むにせよ、幅広い興味をそのまま生かし、活躍して欲しいと思います。
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