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IT・科学

ZOZO前澤社長の1日に密着「恋愛は?」「年収35億円、使い道は?」

ヨッピー(左)とスタートトゥデイの前澤友作代表取締役社長
ヨッピー(左)とスタートトゥデイの前澤友作代表取締役社長

目次

 大富豪ってどんな生活をしているのでしょう? 約123億円のバスキアの絵画をオークションで購入したことで注目を集めた「ZOZOTOWN」の前澤友作社長。自宅には教科書に載るような「あの画家の絵」が普通に飾られ、リムジンで通勤。と思いきや、朝食は大好物のインスタントラーメン。果たして、その実像は「成金」? 常識を打ち破る「パイオニア」? 前澤社長の1日に密着したライターのヨッピーさんにつづってもらいました。

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こんにちは。ヨッピーです。
僕は普段からせっせと1回460円の銭湯に通ったり、「一軒目酒場」というコスパ最強の激安チェーン居酒屋で飲んだくれたりと、割とつつましい暮らしをしているのですが、
その一方で世の中にはとんでもない大金持ち123億円もする絵をオークションで落札したり、60億円のプライベートジェットを買ったり、100億円の自宅を建設したりしているらしいのです。絵が123億円ってもはや完全に意味不明。タラちゃんが「これ、123億円の絵ですぅ~!」って冗談でつけた値段としか思えません。隣でカツオが苦笑いしてる。

ちょっとスケールが違いすぎて「なにがなんだかわかんねえな」ってなりますし、「そもそも、そういう大富豪って普段どういう暮らしをしてるの?」という疑問がフツフツと湧いてきます。子供部屋でベンガルトラを飼い、水着美女をプールにはべらせ、地下室では奴隷が変な歯車をグルグル回してたりするのでしょうか。
流石に、123億円の絵を買っちゃうようなレベルの大富豪は皆さんの周囲にもなかなかいないと思いますので、
大富豪って、

・どんな家に住んでて
・どんなものを食べて
・どんな風に働いて
・どんな風に遊んでるの?

みたいな疑問を解決すべく、本日は日本有数の大富豪の1日に密着したいと思います!
※密着相手のヒントは僕の服装です。ちょっとムチムチすぎる。
※密着相手のヒントは僕の服装です。ちょっとムチムチすぎる。
さあ、そんなわけで閑静な住宅街のとある超高級マンションに潜入!

「ピンポーン」

インターホンを押してしばらく待つと……
「はーい!」

出た~~~~~!

ZOZOTOWNの前澤社長だ~~~~!
 前澤友作
 日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイの創業者、代表取締役社長。スタートトゥデイの時価総額は1兆円を超え、2017年3月の時点で個人資産3330億円。日本長者番付14位。「バスキア」の絵画を123億円で落札した事で海外でも大きく報道された。最近では某大物女優との交際もスクープされ、公私共に注目を集める日本を代表する起業家の一人。
ヨッピー「ちょっと、マジの部屋着じゃないですか!取材なのにやる気がないんですかまったく!大金持ちだからって僕をバカにしてるでしょ!!!!!」
前澤社長「普段通りにしろって言ったの貴方でしょ!」
ヨッピー「そういえばそうだった」

大富豪の暮らしを見てみよう

さあ、そんな感じで潜入に成功した前澤社長の自宅がこれだ!
お部屋自体もめっちゃ広いわ天井が高いわで、「家賃高そうだな~~!」という印象を受けるのですが、何よりも気になるのが、あちこちに飾られた美術品の数々!
こんなのとか、
こんなの!
買ったばかり、という骨とう品の包みがテーブルに並べられていたりする。

そんな中で変わった作品を発見!
ヨッピー「これはなんですか?風船?なんかこれだけちょっと毛色が違いますね」
前澤社長「ああ、その作品は面白いんですよ。触ってみてください」
ヨッピー「あ!すごい!これ、見た目は風船だけど金属製なんですね!カッチカチに硬い!」
前澤社長「そうそう。ステンレス製なんですよ。面白いでしょう?」
ヨッピー「ちなみにこれ、お値段はいくらするんですか?」
前澤社長「15億円です」
ヨッピー「は?」
前澤社長「はい。15億円。たぶんそれくらいです」
15億円の作品だそうです。
 
ヨッピー「おい!15億円の作品を気軽に触らせるな!」
そして更にとんでもないものを発見。
この作品は、もしかして……?ひょっとするとアレでは……?
ヨッピー「あの、すいません。この絵のタッチって、アートとかにまるで無知な僕ですら『ひょっとして、アレでは……?』っていう気持ちになってくるんですけど、もしかして……?」
前澤社長「はい。ピカソの作品ですね。僕はピカソが好きで……」
ヨッピー「えーと、ピカソの作品のレプリカとかそういう……?」
前澤社長「いえ、本物のピカソですよ」
本物のピカソだそうです。
ヨッピー「ちなみにお値段は……?」
前澤社長「25億円くらい……?」
ヨッピー「えーと、ゼロがひとつふたつで……」
前澤社長「2,500,000,000円ですね。ついつい買っちゃいました!」
ヨッピー「おい!いい加減にしろよこの野郎!『つい買っちゃった!』って、ピカソの作品は春物のワンピースじゃねえんだよ!」
そう、実は前澤社長、世界的にも有数のアートコレクターとして有名だったりするのだ。
コレクション仲間にはあのレオナルド・ディカプリオなんかがいて家に遊びに行ったりする仲らしい。
 
ヨッピー「すげぇな。ディカプリオって実在するんですね。映画の中にしか存在しない概念みたいなものかと思ってました」
前澤社長「普段は普通の人ですよ!『いやー、俺もこれ欲しかったんだよ。いいなー』とかそういう話をします」
ヨッピー「遊戯王のカードを見せ合う小学生みたい。あ、そういえば僕、前澤社長がアート作品が好きっていうのを事前に聞いていたのでアート作品のお土産を持ってきたんですよ」
前澤社長「おお、ありがとうございます!」
ヨッピー「この棚に飾っておいてもいいですか?」
ヨッピーこういう作品です
前澤社長「なるほど……」
ヨッピー「ちょっと。リアクションに困らないでくださいよ。実はこれ、6年前に現代美術家の会田誠さんにも見せたことがあって、『これは立派なアートだ!』ってお墨付きを貰った作品でもあるんですよ」
当時、微妙な表情で僕の作品を見つめる現代美術家、会田誠さん。
 
美的センス皆無の31歳独身男性でも現代アートは作れるのか大調査! より
ヨッピー「『2次元に存在するアニメのキャラクターを3次元化したフィギュアと、3次元に存在するヨッピーを2次元化した写真っていうこじれた構図』がまさしくアートなんだそうです」
前澤社長「そうやって解説されると立派な作品に見えてきました」
ヨッピー絶対捨てないでくださいよ
前澤社長「わかりました」
ヨッピー絶対だぞ
前澤社長「わかりました」
ちなみに自宅に居る時はこうやって、オークションのカタログなんかを見て過ごすらしい。
目星をつけた作品はチェックしておいてオークションで落としにかかるとのこと。

とはいえ今日はド平日、かつ早朝なので当然これから会社に出勤。
美術品の値段にもビビる事なくグイグイ食らいついていきたい。
 
ヨッピー「朝ごはんは食べないんですか?」
前澤社長「食べますよ!割と適当なんですけどね」
カップラーメンを漁る大富豪。
 
前澤社長「えーっと今日は何にしようかな……」
ヨッピー「すげぇ。カップラーメンが大量にストックしてある……!」
「赤いきつね」にお湯を注ぐ大富豪。
 
ヨッピー「いつもこんな感じなんですか?」
前澤社長「はい。カップラーメンとか大好きなんですよね。『吉野家』の牛丼の素とかもストックしてあってよく食べてますよ」
普通に食べる大富豪。
 
ヨッピー「ちなみに、この食卓のテーブルも1枚板のヴィンテージものっぽいし、たぶんめちゃくちゃ高いやつですよね?」
前澤社長「そうですね」
ヨッピー「そのテーブルでカップうどん食べてるって、贅沢なのか質素なのかもうわけがわかんねえな。脳味噌がバグりそう」
前澤社長「よし、そろそろ行きましょうか!」
ヨッピー「はいっ!」
前澤社長「あ、ちょっと待ってください!」
ヨッピー「大富豪がチマチマ部屋の電気を消すな!」




 
歯磨き、洗顔、着替えを終えたら地下の駐車場へ。ゴツい運転手付きのリムジンがお出迎え。
 
 
社長の愛車が何台も!これもたぶん何千万円もするんだろうな……。
 

社長に色々聞いてみよう

こんな高い車に初めて乗ったせいで緊張して固まる僕。
 
この時間はだいたいSNS経由でニュースをチェックしたり、英単語アプリで英語の勉強をしたりするらしい。
 
ヨッピー「あんなに車を持ってるのに自分で運転したりしないんですね」
前澤社長「そうなんですよ。車は好きなんですが滅多に運転はしないですね」
ヨッピー「せっかく良い車買ったんだから見せびらかしたくないですか?六本木あたりを走って『貧乏人はどけどけー!ワシは大金持ちやどーー!どいたらんかーい!』みたいな」
前澤社長「そういうのは全然無いです。純粋にカッコいい車が好きだから、欲しい、っていう……」
ヨッピー「やっぱりコレクター気質なのかぁ。あ、今日はせっかくだからSNSで前澤社長に対する質問を募集したんですよ。その辺にぜひ応えてください!」


前澤社長「わかりました!」

Q:前澤社長はモテモテだと思いますが、どうやったら女性にモテるでしょうか?

前澤社長モテないからわかりません
ヨッピー「えーっ!それは流石に嘘でしょ!?女優さんと熱愛発覚したりしてたじゃないですか!」
前澤社長「いやほんとに!おかげ様でよい恋愛には恵まれましたが、モテてる、なんて思わないですよ!普通です!」
ヨッピー「えー、だってキャバクラだとか六本木だとか西麻布だとかああいう所で飲んでたら死ぬほど女性が寄ってくるでしょ……?」
前澤社長「そういう所にはもう行かなくなりましたし」
ヨッピー「oh……、意外……。でも良かった……。僕、六本木とか西麻布の会員制バーとかでオラついてる人たちがめちゃくちゃ嫌いなんですよ。『俺は、庶民共とは違うんだ!』っていう選民意識みたいなのが嫌だな、って……」
前澤社長「なるほど。僕もそういう人は苦手です。そもそも、僕も普通に新橋の居酒屋で焼き鳥食べたりしますよ。こないだも隣の席のサラリーマンの人が『前澤さんですよね!握手してください!』とか」
ヨッピー「マジか。でも悪いやつが寄って来たり、人に騙されたりしません?」
前澤社長「全然ないですよ」
ヨッピー「えー、本当に?僕の知り合いのお金持ちの人は『騙された』とか『貸したお金がかえってこない』とかボヤいてましたよ」
前澤社長「そもそも、貸したお金なんてかえって来なくて当たり前じゃないですか。だから、『貸してくれ』って頼まれても、返ってこなくて良い金額くらいしか貸しませんし、お金が返って来なくても関係性が悪くならない人にしか貸さないですね」
ヨッピー「なるほど。お金が返って来なくても『騙された』とか思ってないんですね」
前澤社長「そうですね。僕、性善説の人間なので……。『まあ、みんな色々事情があるもんね』って思ってます。」
ヨッピー「笑う。それで会社の経営できます……?その話を聞いて社長は『騙されたことがない』というよりは『騙されたことに気づかない』っていうタイプだと思いました。社長が気づいてないだけで知らないところでジャブジャブお金吸われてそう」
前澤社長「ハッハッハ!それは確かにあるかもしれませんね!でもいいんですよ!それで!本当は自宅にだって鍵をかけたくないくらいです」
ヨッピー「家に25億の絵があることを忘れてません?」

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