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あのタクシーロボ、移設していた 「変形し自走と言いたいですが…」

横浜市のタクシー会社・三和交通が制作したロボットが、東京都府中市に移設されました。

東京都府中市に移設された「三和交通プライム」
東京都府中市に移設された「三和交通プライム」 出典: 三和交通提供

目次

 横浜市のタクシー会社・三和交通が制作したロボットが、東京都府中市に移設されました。昨年4月の設置直後から話題となり、「トランスフォーマー」のタカラトミーからもお墨付きをもらって「三和交通プライム」という名前に改名しています。なぜ府中市に移設したのか? 担当者に話を聞きました。

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東京都府中市に移設された「三和交通プライム」
東京都府中市に移設された「三和交通プライム」 出典: 三和交通提供

三和交通プライムです


 今月22日から三和交通多摩の本社営業所(府中市)に設置されている「三和交通プライム」。

 頭部は車のエンブレムやブレーキキャリパー、ブレーキランプなどを組み合わせたもので、胴体にはボンネット、肩と足にはタイヤが配置されており、まるで車が変形したようなデザインです。

 ライトやウィンカー類だけでなく、メーターや「空車」などを表示する機器、社名表示灯などは電源を入れると点灯します。

 制作のきっかけは、エイプリルフール企画で「ロボット型のタクシーのテスト運行を開始します」というウソの告知ページを作り、掲載するためでした。

 「当初はCGにすることも検討しましたが、かっこ悪くても面白いし、本格的なものならそれでいいと考えて制作したところ、想像以上のものができました」と広報担当者。

 整備工場員8人が2カ月かけて、使わなくなった複数の車両の廃材を利用して完成させました。ちなみに予算は30万円だったそうです。

角度を変えるとこんな感じ
角度を変えるとこんな感じ 出典: 三和交通提供

オートボットのメンバー入り


 昨年9月には、タカラトミーの変形ロボットキャラクター「トランスフォーマー」とのコラボ企画を実施。

 これがきっかけとなり、正義のトランスフォーマー軍団「オートボット」のメンバーに仲間入り。「ロボットのタクシー」という名前から「三和交通プライム」に改名し、オートボットのマークも付きました。

 その後も目の色を赤から青に変更するなど小幅な改良を加えながら、横浜市港北区にある本社営業所の名物として親しまれていました。

 なぜ府中に移設することになったのか? 広報担当者は理由をこう説明します。

 「横浜では多くの人にご覧いただき、人気も定着していました。今度は人通りの多い多摩エリアの本社で、もっと多くの人に見ていただこうということになったんです」

光るとこんな感じ
光るとこんな感じ 出典: 三和交通提供

どうやって運んだの?


 高さ約4m、重さは約500kgの三和交通プライム。どうやって運んだのか?

 「トランスフォームして自走したといいたいのですが……。いったんパーツを切断してトラックで運び、再び溶接作業をしました」

 横浜の時は台座がありましたが、今回は地面に直接置かれています。これによって前回よりもやや前かがみになり、見上げた時の迫力が増しているそうです。

 「これからさらに進化させることを計画中です。また、他の営業所にも敵や仲間を設置したいという思いもあるので、注目していてください」と広報担当者は話します。

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