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本屋も真っ赤に紅葉してます! 『赤本』コーナーの例えが秀逸すぎる

大学の過去問題集「赤本」がズラリと並んだ書店の棚を、秋の紅葉に例えたツイートが話題になっています。

こちらがツイートに添付された画像。「赤本」がズラリと並んだ書店の棚を秋の紅葉に見立てている
こちらがツイートに添付された画像。「赤本」がズラリと並んだ書店の棚を秋の紅葉に見立てている 出典: 丸善ジュンク堂書店提供

目次

【ネットの話題、ファクトチェック】

 大学の過去問題集「赤本」がズラリと並んだ書店の棚を、秋の紅葉に例えたツイートが話題になっています。投稿したのは丸善ジュンク堂書店のアカウント。このツイートに対して「春には桜色に変わりますように」「これこそ赤壁の戦い」といったコメントも寄せられています。投稿の経緯を「中の人」に聞きました。

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こちらは本物の紅葉。瑠璃光院の書院2階の間では、窓に広がる紅葉が机に映り込んでいた=11月20日、京都市左京区、佐藤慈子撮影(一般公開時間前に撮影)
こちらは本物の紅葉。瑠璃光院の書院2階の間では、窓に広がる紅葉が机に映り込んでいた=11月20日、京都市左京区、佐藤慈子撮影(一般公開時間前に撮影) 出典: 朝日新聞

ツイッターで話題に


 先月21日、丸善ジュンク堂書店のツイッターアカウント「丸善ジュンク堂書店劇場」が、赤本が並んだ書店の棚の画像とともに、こんな文言を投稿しました。

関東地方では紅葉が見頃になってきているようです。今年も本屋の紅葉の様子を皆様にお伝えいたします。

 赤本を紅葉に例えたこの投稿に対して、「春には桜色に変わりますように」「これこそ赤壁の戦いですね」といった上手い返しが相次ぎ、リツイートは4800、いいねは5900を超えています。


「中の人」に聞きました


 なぜ赤本を紅葉に例えようと思ったのか? 丸善ジュンク堂書店のツイッターの「中の人」に話を聞きました。

 ――丸善ジュンク堂書店劇場のアカウントはどのような位置づけなのでしょうか

 弊社では「公式アカウント」である@maruzeninfoと、「劇場」@junkudo_netの2つを運営しています(そのほか、各店舗でもアカウントを持っています)。「公式」は各店のフェアやイベント情報、オススメの書籍など、いわゆる「書店らしい」情報を発信し、「劇場」からはいわゆる「ゆるめ」の情報発信を行って、普段あまり本を読まない方にも見ていただきたいと考えています。

 ――今回の投稿をしようと思ったきっかけは

 実は、この手のつぶやきは今年のものを含めて過去に4回ほどツイートしています。一番最初のものは、紅葉ではないシーズン(2015年1月20日)にツイートしており、このときは純粋に「赤本をたくさん売りたい」という気持ちでツイートしました。

 ――赤本を紅葉に例えるのは、どのようにして思いついたのでしょうか

 もう3年近く前のことなので、はっきりとは覚えていませんが、最初の写真を撮影したジュンク堂書店池袋本店の赤本の棚の圧倒的な迫力を前に、自然と頭の中に湧き出てきたのだと思います。

こちらが紅葉に見立てた最初の投稿。2015年1月に「本は紙から、紙は木から出来ています。だから、秋から冬にかけて、本屋も真っ赤に紅葉するのですっ!」という文言で投稿された
こちらが紅葉に見立てた最初の投稿。2015年1月に「本は紙から、紙は木から出来ています。だから、秋から冬にかけて、本屋も真っ赤に紅葉するのですっ!」という文言で投稿された 出典: 丸善ジュンク堂書店提供


 ――写真に写っているのは教学社の大学過去問題集「赤本」でしょうか

 こちらは基本的にすべて教学社さんのものです。

 ――例年、店舗ではいつごろから赤本コーナーを設けるのでしょうか

 コーナー自体はずっとあるのですが、例年9月くらいから、その年度向けのものが刊行されてどんどん増えていきます。受験が終われば需要が落ちていきますので、2月や3月になるとだんだん少なくなってきます。

 ――ツイートに多くの反響が寄せられています

 「赤本」はかなり昔からある本なので、皆さんそれぞれの「受験の思い出」と重ね合わせていらっしゃるようです。こうやってひとつのアイテムで幅広い世代の方が語り合えるのってステキなことだなぁと思いました。

 ――「これはぜひ言っておきたい」という点があれば

 書店の紅葉は「落ちません」ので安心してご来店下さいね(笑)。

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