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「こしあん」なのに粒入り? 話題のおしるこ、なぜこうなったか聞く

「こしあん好きのおしるこ つぶ入り」という商品が話題になっています。

「こしあん」なのに粒入り?と話題のおしるこ
「こしあん」なのに粒入り?と話題のおしるこ

目次

【ネットの話題、ファクトチェック】

 「こしあん好きのおしるこ つぶ入り」という商品が話題になっています。「こしあん」といえば通常、小豆を潰して裏ごしし、豆の種皮を取り除いたものを指すのに、粒が入っているのであれば「つぶあん」になってしまうのでは?といった疑問の声が上がっているのです。どういった経緯でこの商品が発売されたのか、はごろもフーズに話を聞きました。

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「こしあん好きのおしるこ つぶ入り」(右)と「つぶあん好きのぜんざい」(左)
「こしあん好きのおしるこ つぶ入り」(右)と「つぶあん好きのぜんざい」(左)

ツイッターで話題に


 11月26日、「最強に何言ってるんだと思った商品」という文言とともにツイッター投稿された画像。はごろもフーズから販売されている「おしるこ」が写っています。

 北海道十勝産あずき使用の「こしあん好きのおしるこ」とありますが、よく見ると「こしあん好き」の文字の隣に「つぶ入り」と書かれています。

 この投稿に対して、「つぶ入ってたら、こしあんじゃないんじゃ……」「こしあん好きでも気に入るつぶあん入りのおしるこ、の意では」といったコメントが寄せられ、リツイートは3万7千を超えています。

「こしあん好きのおしるこ つぶ入り」(左)と「つぶあん好きのぜんざい」(右)
「こしあん好きのおしるこ つぶ入り」(左)と「つぶあん好きのぜんざい」(右)

担当者に聞きました


 どういった経緯で、この商品が誕生したのか? はごろもフーズの経営企画室の担当者に話を聞きました。

 ――「こしあん好きのおしるこ つぶ入り」が誕生した経緯は

 発売は昨年8月です。パウチのデザート市場が伸びていることもあり、冬のあったかデザートパウチ商品として、「つぶあん好きのぜんざい」シリーズ3品と一緒に発売しました。

 ――商品の特徴は

 「つぶあん好きのぜんざい」がサラッとした(サラサラした)口当たりなのに対し、「こしあん好きのおしるこ」はなめらかな食感にすることで、おしるこの味を引き立てました。

こちらは「つぶあん好きのぜんざい」
こちらは「つぶあん好きのぜんざい」
こちらが「こしあん好きのおしるこ つぶ入り」
こちらが「こしあん好きのおしるこ つぶ入り」



 ――「ぜんざい」と「おしるこ」は、どう区別したのでしょうか

 諸説あるようですが、地域によって汁気の有無や使う餡(あん)の違いで呼び方が異なるようです。当社の場合、粒がしっかりと残ったつぶあんをサラサラした口当たりに仕上げた製品を「ぜんざい」、こしあんベースに粒をトッピングし、なめらかな口当たりに仕上げた製品を「おしるこ」としています。

 ――「こしあん好きのおしるこ」に粒を入れた理由は

 こしあんだけでは物足りないという意見もあったこともあり、こしあんにちょっとだけ粒(あずき)をトッピングすることで、食べ応えを出しました。

 ――「つぶあん、こしあん、どちらなのか?」といった声が上がっていますが

 「こしあんが好きな方に召し上がっていただきたいおしるこ」という位置づけですが、上記のとおり、ベースはこしあんで、そこに粒をトッピングしたというものになります。

 ――話題になったことについて感想は

 お騒がせして申し訳ございません。発売当初はパッケージに「つぶ入り」とは書いてありませんでしたが、「こしあんなのに粒が入っていて驚いたけど、食べてみたらおいしかった」というお声をいただき、お客様に粒入りであることをしっかりお知らせすることと、製品特長のアピールの意味も兼ねてパッケージに「つぶ入り」と明記させていただきました。

 どうしても粒が入っているのは苦手というお客様にはご期待に沿うことができず大変申し訳ございませんが、そうでないお客様にはぜひ一度お試しいただければと思います。

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