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心に刺さる野球の名言「あのヒットは、僕が打ったんじゃないです」

「あのヒットは僕が打ったんじゃないです。これまで僕に関わってくれたすべての人と一緒に打ったんです」。高校野球に刻まれた心に刺さる名言
「あのヒットは僕が打ったんじゃないです。これまで僕に関わってくれたすべての人と一緒に打ったんです」。高校野球に刻まれた心に刺さる名言 出典: 朝日新聞公式インスタ

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 埼玉代表の花咲徳栄の優勝で幕を閉じた夏の高校野球。チームを支え続けたマネジャーは「勝利の女神になりたかった」と言い残し、県大会から打てなかった3年生は最後に放ったヒットについて「あのヒットは僕が打ったんじゃないです。これまで僕に関わってくれたすべての人と一緒に打ったんです」と語った。球場に刻まれた名言を集めました。

泣ける!高校野球の名言を写真で振り返る「朝日新聞公式Instagram」

「負けることで改めて勝つ難しさを感じた」

出典:朝日新聞公式インスタ
 春の王者・大阪桐蔭は3回戦でサヨナラ負け。福井章吾主将は「九回の遊ゴロで勝ったと思い、そのすきを突かれた。頭が真っ白になり、ただ終わってしまったことだけが分かった。負けることで改めて勝つ難しさを感じた。後輩はこの悔しさをチームの力にして、次こそ春夏連覇をして欲しい」。
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大阪桐蔭―仙台育英 九回裏仙台育英2死満塁、サヨナラ二塁打を許した投手柿木(右から4人目)を慰める大阪桐蔭の徳山(同3人目)=林敏行撮影
大阪桐蔭―仙台育英 九回裏仙台育英2死満塁、サヨナラ二塁打を許した投手柿木(右から4人目)を慰める大阪桐蔭の徳山(同3人目)=林敏行撮影 出典: 朝日新聞

「勝利の女神と呼んでくれたので、それになりたかった」

出典:朝日新聞公式インスタ
 藤枝明誠(静岡)で記録員を務めた八木晴香さん(2年)。津田学園(三重)との初戦は、延長の末に敗れた。ベンチから見つめていた八木さんは「3年生が勝利の女神と呼んでくれたので、それになりたかった。でも、私の目に映った光景は一生の宝物です」と真っ赤な目で語った。
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ベンチから試合を見つめる藤枝明誠の八木晴香マネジャー=加藤諒撮影
ベンチから試合を見つめる藤枝明誠の八木晴香マネジャー=加藤諒撮影 出典: 朝日新聞

「あのヒットは僕が打ったんじゃないです」

出典:朝日新聞公式インスタ
 高岡商のセカンド、吉本樹君は身長157センチ。選抜でも、今大会でも、全選手の中で最も小さな男だ。身長のことを聞かれるたびに、こう返してきた。「野球は背でやるんじゃないと思ってます。元気のいいプレーで流れを持って来られたらと思ってやってます」

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 七回、無死一塁で吉本君。1ストライクからの2球目。135キロの直球をたたき、三遊間を破った。一塁を回ったところで、両方の拳を固め、笑顔でガッツポーズした。しかし後続が連続三振に打ちとられ、ゲームセット。
朝日新聞
 試合後、記者に「最後に1本出てよかったね」と声をかけられると、「県大会から打てない僕を監督は6番で使い続けてくれました。仲間は居残りのバッティングに付き合ってくれました。去年の秋にキャッチャーからセカンドになったときはOBの方がノックを打ってくれました。あのヒットは僕が打ったんじゃないです。これまで僕に関わってくれたすべての人と一緒に打ったんです」と答えた。
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東海大菅生―高岡商 二回裏高岡商 打席に立つ吉本。捕手鹿倉=清水貴仁撮影
東海大菅生―高岡商 二回裏高岡商 打席に立つ吉本。捕手鹿倉=清水貴仁撮影 出典: 朝日新聞

「最後になるか、サヨナラか。自分が決めてやろうと思った」

出典:朝日新聞公式インスタ
 試合を決めたのは仙台育英の背番号16、途中出場の馬目(まのめ)だった。1点を追う九回2死満塁。「最後になるか、サヨナラか。自分が決めてやろうと思った」。中堅手の頭上を越える逆転の2点二塁打を放った。控え組は主力より実戦的な打撃練習の数が限られるというが、「その中で、ひと振りで仕留める練習をしてきた」と誇らしげだった。
朝日新聞
大阪桐蔭―仙台育英 九回裏仙台育英2死満塁、馬目は中越えにサヨナラ二塁打を放ちガッツポーズ。腕組みで見つめる大阪桐蔭の西谷監督(左)=加藤諒撮影
大阪桐蔭―仙台育英 九回裏仙台育英2死満塁、馬目は中越えにサヨナラ二塁打を放ちガッツポーズ。腕組みで見つめる大阪桐蔭の西谷監督(左)=加藤諒撮影 出典: 朝日新聞

「あとの270度で何をしてきたかということ」

出典:朝日新聞公式インスタ
 広陵(広島)に敗れた、秀岳館(熊本)の鍛治舎巧監督は、試合後の取材で「日本一へ何が足りなかったのか」と聞かれ、
「教えてほしい。14時から24時、そんな練習をやっていた。ここ一番のミスは、8時間練習があって、それ以外の16時間をどう過ごすかということ。ダイヤモンドの90度で頑張ってもだめ。あとの270度で何をしてきたかということ」
朝日新聞
 「残り16時間、270度、そういうところを作り上げていくのがこれからの秀岳館の課題。練習時間の中は本当にいうことがない」
グラウンドを去り際、観客席に帽子をあげて笑顔を見せる秀岳館の鍛治舎監督=細川卓撮影
グラウンドを去り際、観客席に帽子をあげて笑顔を見せる秀岳館の鍛治舎監督=細川卓撮影 出典: 朝日新聞

「日本一ということは富士山と一緒」

出典:朝日新聞公式インスタ
 埼玉県勢初の優勝を果たした花咲徳栄の岩井隆監督は「日本一ということは富士山と一緒なので、一歩一歩まだ登っていこうと、一瞬一瞬、一球一球が一歩だと思ってやっていこうと」
優勝し、胴上げされる花咲徳栄の岩井隆監督=樫山晃生撮影
優勝し、胴上げされる花咲徳栄の岩井隆監督=樫山晃生撮影 出典: 朝日新聞

 今夏、朝日新聞のインスタグラムでは高校野球にかかわる人たちの言葉「言球(ことだま)」を紹介してきました。ハッシュタグ(#言球)でこれまでの投稿を見ることができます。

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