コラム
「女の子らしさ」という名の呪い…〝30秒で泣ける漫画〟の作者が描く
漫画家・吉谷光平さんが「女の子らしさ」について描きました。

「女の子らしさ」って、知らず知らずのうちにかけられている「呪い」なのかも……。ツイッターに投稿した漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題になった漫画家・吉谷光平さんが描きました。


「あの子のところに飛んで行って、『女の子も仮面ライダーになっていいんだよ!!』って言いたくて、たまりませんでした」

「小学生のころから今まで、学校や家でも、自然にそう言っています。誤解されることがありますが、男の子になりたいわけではありません」
「女性が使う一人称は『わたし』だけど、ちょっと堅苦しくて、しっくりこない。名前を一人称に使う人もいるけど、少し幼く感じる。男性は時と場合に応じて『オレ』や『ぼく』、『わたし』も使えてうらやましい。どうして女性には普通の一人称がないんだろう。女の子だって、改まるでも、こびるでもない、人と対等に話せる一人称が欲しいのに……」

インタビューはこう結ばれています。
「押しつぶされることも、染まることもなく、ただ、自分の思うことを聞き、話す。みんなの声が積み重なれば、少しずつ社会は前に進んでいける。きっと、何にだってなれるよ!」

【よしたに・こうへい】 漫画家。サラリーマン生活や漫画家アシスタントなどを経て、月刊スピリッツの「サカナマン」でデビュー。月刊ヤングマガジンの連載「ナナメにナナミちゃん」の単行本1巻が発売中。ツイッターで公開した2ページ5コマの漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題に。