コラム
お母さんに夏休みをプレゼント…〝30秒で泣ける漫画〟の作者が描く
漫画家・吉谷光平さんが「お母さんの夏休み」について描きました。

「お母さんも夏休み欲しいなぁ~」。そのひと言に対して子どもたちがとった行動とは? ツイッターに投稿した漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題になった漫画家・吉谷光平さんが描きました。




おかずは夕食の残りなので、用意も楽だろう。ただ、気が変わっては困るので、何度も確認したが、「5時半に起こして」と息子は本気だ。
朝、息子はまだ眠たい顔で台所に立った。ご飯を温め、テーブルに並べてくれた。娘はみそ汁をつくってくれ、その間、息子には洗濯機の使い方も教え、洗濯を頼んだ。一段落して3人で朝食をいただく。おいしい!
その後、娘が食器を洗い、掃除機をかけて、2人で鳥かごの掃除。息子はごみを出し、1回目の洗濯が終わり干してくれた。2回目の洗濯物を干す時、「もう、疲れた。お母さん、これ一人でやってるの!?」と、家事の大変さを理解してくれた発言に、誇らしい気分。
夏休み中は、だらけて過ごす子どもたちが嫌になる。朝限定だったが夏休みをくれた2人の優しさにお母さんのストレスは吹っ飛んだよ。うれしかった!

【よしたに・こうへい】 26歳の漫画家。サラリーマン生活や漫画家アシスタントなどを経て、月刊スピリッツの「サカナマン」でデビュー。現在は月刊ヤングマガジンで「ナナメにナナミちゃん」を連載中。ツイッターで公開した2ページ5コマの漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題に。