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2016年05月13日

偽善、不謹慎狩り…〝30秒で泣ける〟漫画作者が描くボランティア

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偽善、不謹慎狩り…「30秒で泣ける」漫画作者が描くボランティア=漫画は吉谷光平さん作

偽善、不謹慎狩り…「30秒で泣ける」漫画作者が描くボランティア=漫画は吉谷光平さん作

 熊本地震の発生からまもなく1カ月。ボランティアや募金活動に対して「偽善だ」といった声や、芸能人の笑顔の写真に対して「不謹慎だ」との声が上がったことがありました。ツイッターで「30秒で泣ける」と話題になった漫画の作者、吉谷光平さんが、ボランティアについて描きました。

「ボランティア」

「ボランティア」

 熊本県在住で自宅が壊れたタレントの井上晴美さん。地震発生後、ブログでテント避難生活の様子や被災地の情報を発信していましたが、ネット上には「不幸自慢にしか見えない」「芸能人だからって特別扱いされると思うな」といった書き込みが相次ぎました。

 地震発生直後の14日夜には、人気女優がSNSにアップした「笑顔」の画像に、「え? 不謹慎すぎ」「タイミングが悪い」といった批判が集中。投稿は地震とは関係のない内容でしたが、削除されました。

 国内最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長は、熊本地震の直後に義援金1千万円を寄付したことをツイッターで公表。すると、「公表する意味がわからない」などと批判されました。前澤社長は朝日新聞の取材に「『僕も私も』と思う方が増えればと思い公表した。寄付は簡単なようで難しいのかもしれません」とのコメントを寄せています。

 「不謹慎狩り」と呼ばれる、こうした現象はなぜ起きるのか。朝日新聞の取材に対し、新潟青陵大大学院の碓井真史教授(社会心理学)は「心の疲れが一因」と指摘します。災害現場の現状を報道などで見続けると、被災者に共感しすぎて暗い気分になり、ひどくなると、他人が笑ったり普通にしていたりすることにも怒りを感じ始めるといいます。この心理状態を「共感疲労」といい、他人の笑顔すら「不謹慎」と捉えてしまう原因となるそうです。


【よしたに・こうへい】 25歳の新人漫画家。サラリーマン生活や漫画家アシスタントなどを経て、月刊スピリッツの「サカナマン」でデビュー。現在は月刊ヤングマガジンで「ナナメにナナミちゃん」を連載中。ツイッターで公開した2ページ5コマの漫画「男ってやつは」が〝30秒で泣ける〟と話題に。

〝30秒で泣ける漫画〟の作者・吉谷光平の世界
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「親の教育」(1)
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出典:作・吉谷光平
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