話題
東大総長あいさつ、新聞社がおちいった罠…ネットの話題ふりかえり
いっとき盛り上がっても、いつの間にか忘れられてしまうネットの話題。今週(4/9-4/15)も色んな出来事が起きました。幻想的な青い花、新聞各社がおちいった罠……。ネットの話題を振り返ります。
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いっとき盛り上がっても、いつの間にか忘れられてしまうネットの話題。今週(4/9-4/15)も色んな出来事が起きました。幻想的な青い花、新聞各社がおちいった罠……。ネットの話題を振り返ります。
いっとき盛り上がっても、いつの間にか忘れられてしまうネットの話題。今週(4/9-4/15)も色んな出来事が起きました。幻想的な青い花、新聞各社がおちいった罠……。ネットの話題を振り返ります。
90万ツイート以上を集め「可愛すぎる」と人気になった中学の英語教科書のキャラクター「エレン先生」。彼女を模した画像がネット上であふれ騒動になっています。
加工用の素材を配っていたというユーザーが教科書著作権協会に問い合わせ、利用許諾申請書の提出が必要との返答を得たため、配布を中止すると投稿(現在は削除)。
これに「余計なことするな」「節度守って使っていれば黙認されたのかもしれないのに」と批判が殺到したのです。
一方、東京書籍は「教科書のキャラをとりあげていただけることはありがたい」(法務担当部長)としつつ、13日になり、節度を守らない投稿の中止を呼びかける見解をホームページ上で発表。
ユーザー側、企業側ともに、距離感が難しいようです。
「自衛隊は次から次へと卑怯な装備品を採用しているぞ! これに心を奪われないちびっ子はいないだろ」。
そんなつぶやきとともに投稿されたのが、巨大な装甲車の姿をした遊具の写真。
これに対し、ツイッター上では
「おおきなおともだちも大よろこび」
「チビッコの手前、我々オトナは遊べないなんて、自衛隊は鬼畜の集団かチクショウ!(笑)」
「オッサンホイホイ」
など、オトナの心もわしづかみでした。
東京大学の入学式。五神真総長が新入生に話した式辞のうち、新聞に言及した部分についての新聞社の報道が、物議をかもしました。
五神総長の発言の趣旨はこうです。
▽皆さんは毎日、新聞を読みますか?
▽ヘッドラインだけでなく、記事の本文もきちんと読む習慣を身に着けるべきです。
▽そのうえでさらにおすすめしたいのは、海外メディアの報道にも目を通すことです。
▽日本の新聞やテレビによる情報だけでは足りないのです。
このような流れで、「皆さんには、ぜひ、今からそのような国際的な視野を日常的に持つ習慣を身に着けてほしいのです」と呼びかけました。
これを、新聞がどう報じたか。
朝日新聞
見出し:東大入学式、総長「新聞読みますか?」「習慣身につけて」
本文:五神真総長は式辞で、「皆さんは毎日、新聞を読みますか?」と新入生に問いかけ、「ヘッドラインだけでなく、本文もきちんと読む習慣を身につけるべきです」と述べた。
読売新聞
見出し:東大生よ、新聞を読もう…入学式で五神学長
本文:「皆さんは毎日、新聞を読みますか。新聞よりもインターネットやテレビでニュースに触れることが多いのではないでしょうか。ヘッドラインだけでなく、記事の本文もきちんと読む習慣を身に付けるべきです」と述べた。
毎日新聞
見出し:東大入学式 学長「知のプロフェッショナルを目指して」
本文:五神真学長は「これまでの学びのスタイルをより能動的なものに切り替え、知をもって人類社会に貢献する『知のプロフェッショナル』を目指してほしい」と述べた。また「新聞を読みますか」と問い掛け、記事をしっかり読む習慣の大切さを強調した。
新聞の報じ方に対し、ネットでは「これこそメディアリテラシー」「百歩譲って魂の叫びなのかと」など皮肉が相次ぎました。
……確かに、国際的視点の重要性を呼びかけたという結論部分が消え、(国内の)新聞を読もう、という部分ばかりが残ってますね。自分も魂で叫びたい気持ちはありますが、報道はやはり真意の部分を伝えねば、と身につまされました。
「GWはちょうどネモフィラの見頃だから行ってみたい」。こんなつぶやきとともに投稿された写真に大きな注目が集まりました。丘一面の青い花が幻想的な、茨城県の国営ひたち海浜公園の写真でした。
ただ、ご注意ください。例年はGWが見頃ですが、今年は暖冬の影響で見頃が今月下旬までだそうです。
朝日新聞夕刊紙面(東京本社版)「ココハツ」と連動して配信しました。
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