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「ツヨシ」が嫁入り? 実はメスだったホッキョクグマ、来春に横浜へ
北海道の釧路市動物園で飼育されているホッキョクグマの「ツヨシ」。よこはま動物園ズーラシアに「嫁入り」することが先月発表され、話題になっています
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北海道の釧路市動物園で飼育されているホッキョクグマの「ツヨシ」。よこはま動物園ズーラシアに「嫁入り」することが先月発表され、話題になっています
北海道の釧路市動物園で飼育されているホッキョクグマの「ツヨシ」。よこはま動物園ズーラシアに「嫁入り」することが先月発表され、話題になっています。「ツヨシが嫁入り? 名前からしてオスじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんが、ツヨシはれっきとしたメス。2003年に札幌の動物園で生まれ、当初オスと判定されましたが、釧路市動物園に移った際にメスだったことが判明したのです。ツイッター上では、そんなツヨシの門出を祝うコメントが寄せられています。
ツヨシは2003年12月11日、札幌市円山動物園で生まれ、オスと判定されました。メスの「クルミ」とのペアリングのため、2005年に釧路市動物園に「婿入り」。よくじゃれ合うものの「オスとメスというよりも仲のいい行動」だったため、改めてDNA鑑定などを実施したところ、2008年にメスであることが判明しました。
メスとわかった後は、各地の動物園などから「うちのお嫁さんに」との声が上がり、署名活動も展開されました。2012~2014年には東京の上野動物園からオス「ユキオ」を借りて繁殖を試みましたが、子どもはできませんでした。
ツヨシの嫁入り発表を受けて、ネット上では祝福のコメントが相次いでいます。
「オスと間違われてメスと結婚させられた子がいよいよ本当にお嫁入り」
「ツヨシなら間違いなく素敵なお母さんになる」
「ちょっぴり残念でもあるんだが…。幸せになるんだよ」
「焦っても仕方ないから吉報を待とう」
「釧路を離れるのは残念ですが、今後あたたかく見守りたいですね」
今回のツヨシのお相手は、1999年にモスクワ動物園からやってきた「ジャンブイ」。時期は来春を予定しており、第1子を釧路市動物園、第2子をズーラシアが引き取ることなどを条件に、2年間貸与することで縁談がまとまりました。
釧路市動物園の広報担当者は「大変うれしく思っているところです。釧路市民のみならず全国のホッキョクグマを見守る皆様の期待に応えて、待望のツヨシの赤ちゃん誕生を願ってやみません」と話しています。
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