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YOSHIKI、なぜ着物プロデュース?「もともと呉服屋の長男」
「X JAPAN」のYOSHIKIさんが着物のブランドを立ち上げました。でも、なぜYOSHIKIさんが着物を?そこには意外な答えが…
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「X JAPAN」のYOSHIKIさんが着物のブランドを立ち上げました。でも、なぜYOSHIKIさんが着物を?そこには意外な答えが…
――今回、着物を手がけることになったきっかけを教えてください
もともと僕は呉服屋の長男なんです。普通日本だったら、家を継ぐんですけど、僕はロックの道に走ってしまった。だから今回、前から思っていた着物ができてよかったなと思っています、
――以前から着物を手がけたいと思っていたのですか。
呉服屋だったので、お母さんはいつも着物だったし、僕も子どもの頃からよく着物を着ていた。着物が日常的なもので、全く特別なものではなかった。ロサンゼルスに20年以上、過ごす中で、日本の文化を海外から見ると、着物の文化がすてきな文化だと思うようになった。ただ、(自分がやるなら)普通の着物を作ってもつまらないと思ったので、自分がもっているロックの要素と融合しようと考えました。
――音楽とファッションは共通するものがあるのでしょうか。
そうですね。ファッションなしの音楽もないし、音楽なしのファッションもない。離れているようで、ものすごい近い位置にいると思っています。
――ショーの最中にデザイナーがいるというのは珍しいですよね。会場の真ん中からショーをみてどう感じましたか。
BGMはけっこう悩みました。いろいろ考えたんですけど、着物は和なので、和太鼓を最初にもってこようと思いました。次に着物とクラシックってあうのかなと思って、ピアノをひくのもありなんですかと打ち合わせ中に聞いたら、「是非に」となって。最初は陰でひこうと思っていたのですが、だんだん前になって、ついにはど真ん中に(笑)。
――今回のコレクションは何体ぐらい作ったのか。また苦労した点は。
コレクションの数は40弱ぐらいでしょうか。自分はいま音楽業界にいますが、異業種から音楽業界に来ると構えてしまうところがある。ぼくが今回はそういう立場なので、それなりに厳しい意見もあるかなと思う。いろんな意味で良いアドバイス、厳しいアドバイスもいただければと思う。音楽とファッションは切れない中なので、お互いに刺激し合っていて、これからも作り続けていきたい。
――ご自身でショーの点数をつけると
僕はちょっと言いたくないなぁ(笑)。動画を見てみないと。ステージからだとよくわからなかったので。みなさんにつけていただいて。ただ、スタッフにすばらしい方々に入ってもらったので、かなりよかったと思う。まあ、賛否両論呼ぶのかなと。
――ヨシキモノの意味を教えてください
なんとくなんですよね。わかりやすいかなと。
――今後の展開を教えていただけますか。パリコレなど海外進出も考えていますか
ヨシキモノは数年前から企画し、(着物を)何度も作っては壊し、作っては壊しを繰り返してきた。完成形を待つのではなく、どんどん良い点、悪い点も含めて実験的にショーをやっていきたい。次も東京でショーをするかどうかはわかりません。海外にもよく行っているので、そういうところでの挑戦もしていきたいという興味はあります。