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スーパームーン、名付け親は「占星術師」だった 東日本大震災でも…
各地で話題になったスーパームーン。その呼び名が生まれるきっかけになったのは、占星術でした。東日本大震災の時にも、その名前が浮上したことも。
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各地で話題になったスーパームーン。その呼び名が生まれるきっかけになったのは、占星術でした。東日本大震災の時にも、その名前が浮上したことも。
各地で話題になったスーパームーン。その呼び名が生まれるきっかけになったのは、占星術でした。大災害との関係が取りざたされるなど、ミステリアスな存在として語り継がれてきました。東日本大震災の時にも、その名前が浮上したこともありました。
月は地球の周りを楕円(だえん)の軌道を描きながら回っています。このため、月が地球に最も近づく時と遠ざかる時があります。国立天文台によると、9月28日に地球に最も近づき、最も遠ざかった3月6日と比較すると、見かけ上は直径が約1.14倍になるそうです。
最も地球に近づいた時の月は、スーパームーンと呼ばれています。28日は、全国各地で、いつもより大きなお月様が姿を現しました。
幻想的なイメージのスーパームーンですが、その呼び名を考えたのは占星術師だと言われています。1970年代に米国の占星術師リチャード・ノル氏が使い始めたのが、きっかけだとされています。「スーパームーンの前後に大災害が起きる」などと唱えていたノル氏によって、スーパームーンという名前が広がりました。
実際、2004年のスマトラ沖地震や、2011年の東日本大震災のときには、地震が起きる1~2週間以内にスーパームーンがありました。そんなことから、スーパームーンと災害を結びつけるイメージが広まりました。
果たして、スーパームーンと災害は関係あるのでしょうか。現在では、科学者たちの間では、自然災害とスーパームーンの関係は否定されています。
とはいえ、ミステリアスな雰囲気をもつスーパームーン。ツイッターでは、「はんぱなくキレイだった」「心洗われた〜」などの投稿が相次ぎました。
いつもと違う月を眺めて、普段とは違う考えに思いを巡らした人も多かったようです。
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