IT・科学
イグ・ノーベル賞、他にも「大発見」 全言語に「はぁ?」の感嘆詞
たくさんの大発見が発表された今年の「イグ・ノーベル賞」。哺乳類の排尿時間、すべての言語にある「はぁ?」の感嘆詞…授賞式は爆笑に包まれました。
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たくさんの大発見が発表された今年の「イグ・ノーベル賞」。哺乳類の排尿時間、すべての言語にある「はぁ?」の感嘆詞…授賞式は爆笑に包まれました。
世の中を笑わせ、考えさせた研究や業績に贈られる今年の「イグ・ノーベル賞」。大阪府寝屋川市の開業医、木俣肇院長が医学賞をスロバキアの研究者らと共同受賞しましたが、他にも、たくさんの大発見が発表されています。授賞式には、2005年に栄養学賞を受賞したドクター中松さんも登場。科学的大爆笑の渦に包まれた「イグ・ノーベル賞」各賞を紹介します。
木俣さんは、キスをするとアトピー性皮膚炎患者のアレルギー反応が弱まることを示し、スロバキアの研究者らと医学賞を共同受賞しました。日本人の受賞は9年連続となりました。
木俣さんは授賞式には出席せず「栄誉あるイグ・ノーベル賞を受賞いたしまして、誠に光栄です」などと声明で述べました。
受賞理由は、「情熱的なキスの生物医学的な利益あるいは影響を研究するための実験」。
恋人やパートナーとのキスがアトピー性皮膚炎などを和らげる効果を確かめるため、男女2人で静かな音楽の流れる個室に入ってもらい30分間、自由にキスをしてもらったそうです。
— 小林哲 (@kbts_sci) 2015, 9月 17
授賞式では、他にも興味深い研究の数々が発表されました。
物理学賞は台湾、米国チーム。哺乳類の排尿時間は体の大きさにかかわらず最大21秒前後であることを発見(笑) #IgNobel
— 小林哲 (@kbts_sci) 2015, 9月 17
文学賞は、「はぁ?」に相当する感嘆詞がすべての言語にあるこを発見したオランダなどの研究チームが受賞。#IgNobel
— 小林哲 (@kbts_sci) 2015, 9月 17
生物学賞はチリの研究チーム。ニワトリの尾に重りをつけて歩かせると、恐竜とよく似た歩き方になることを発見。ぎこちなく歩くニワトリのビデオが流れて会場がこれまでで一番盛り上がりました。一部の恐竜が鳥に進化した仮説が背景にあります。
— 小林哲 (@kbts_sci) 2015, 9月 17
式には、2005年に栄養学賞を受賞したドクター中松さんも登場しました。会場では、末期ガンと紹介されたドクター中松さん。会場は立って拍手で声援。ドクター中松さんは歌を披露しました。
がんにかかったことを公表しているドクター中松さん。受賞式の後の懇親会では「私は年末まででさようならです」と言っていたそうです。
今年で四半世紀のイグノーベル賞。日本人の受賞は9年連続となりました。
受賞式の後の懇親会で、ドクター中松さんと主催者のエイブラハムズさん。中松さんは「私は年末までさようならです」と言ってたけれど、来年もゲスト参加を祈ってます。 pic.twitter.com/EePh7TSyWt
— 小林哲 (@kbts_sci) 2015, 9月 18
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