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2015年07月08日

バラドル女王、森口博子の30年 リストラ宣告、必死の生き残り

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デビュー30周年、歌手として表現の幅を広げる森口ひろこさん(写真左はバラドルとして活躍していた頃=1991年撮影)

デビュー30周年、歌手として表現の幅を広げる森口ひろこさん(写真左はバラドルとして活躍していた頃=1991年撮影)

出典: 朝日新聞

普通に可愛いぞ! 懐かしのバラドルたち 松本明子・山瀬まみ……
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山瀬まみさん=1988年8月
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出典:朝日新聞
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 森口博子さんがデビュー30周年を迎えます。かつて芸能界で独自のポジションを築いていた「バラドル」。今では当たり前の風景になった、バラエティー番組でもいけるアイドルのパイオニアとして活躍し、今も歌手としてステージに立ちます。30年を経て「表現の幅が広がった」という森口さん。そこには事務所からの「リストラ宣告」など、苦難の歴史がありました。

いじられたり、体張ったり

 森口博子さんは、1985年、アニメ主題歌でデビューし、TV番組でも活躍。女優業もこなすマルチなタレントとして知られています。出身は福岡市。市立高宮中はタモリさんや、博多華丸さん、氷川きよしさんらが通った、隠れた「名門校」でもあります。

 多才な森口さんですが、中でも「バラドル」としての存在感は際立っています。

 1980年代から90年代にかけて、森口さんをはじめ、山瀬まみさん、松本明子さん、井森美幸さんら、正統派アイドルとは違う路線のアイドルがテレビで活躍します。司会者にいじられたり、お笑い芸人と一緒に体を張ったりする姿は、バラエティーもこなせるアイドル「バラドル」という言葉を生み出しました。

 森口さんは、「バラドル」で一気にタレントとしての立ち位置を固めたのです。

もりぐち・ひろこ 85年、アニメ主題歌でデビューし、バラエティー番組でも活躍。女優業もこなす。ソフトバンクホークスの大ファン。

出典: 2008年9月21日:(ふるさとへの手紙)歌手・森口博子さん 自分以外のことで熱くなれる福岡市:朝日新聞

バラドルとして活躍した森口博子さん=1993年1月

バラドルとして活躍した森口博子さん=1993年1月

出典: 朝日新聞

繁華街・天神から約3キロにある市立高宮中(福岡市南区)。卒業生は豪華な顔ぶれで、タレントのタモリさん(69)、歌手・タレント森口博子さん(46)、お笑い芸人の博多華丸さん(45)、演歌歌手氷川きよしさん(37)ら。人気アイドルグループの現役メンバーもOB・OGだ。歌手高橋真梨子さん(66)も在学した。

出典:「タモリさん宅で一緒に校歌を歌った」氷川きよしさん:朝日新聞デジタル

松田聖子、中森明菜、小泉今日子といった数年前のアイドル全盛時代が去り、宮沢りえらの美少女群は、アイドル人気爆発の鍵(かぎ)になる「歌」が売り物ではない。好調の山瀬まみ、森口博子、井森美幸、野沢直子らは三枚目で、バラドル(バラエティー・アイドル)と呼ばれる。“正統派”で健在なのは光GENJI、Winkらわずかだ。こんななかで、異色タレントや芸能界以外にアイドルを求める動きが目立つ。

出典: 1990年8月4日:アイドル新時代 脱皮図り芝居重視の先輩、タレント以外の新顔続々:朝日新聞

「何でもしますから帰さないで下さい」

 とはいえ、「バラドル」は森口さんには複雑なポジションでした。

 17歳で福岡から上京し、デビュー。初のCD「水の星へ愛をこめて」が、人気アニメ「機動戦士Ζガンダム」の主題歌に採用。しかし、その後のヒットに恵まれず、高校卒業前、森口さんは事務所から「リストラ宣告」を受けます。

 まさに当時は崖っぷちの状況。森口さんは「泣きながら『何でもしますから(福岡に)帰さないで下さい』って言いました。その『何でも』が、バラエティーの仕事だったんですよね」と振り返ります。

リストラ宣告をされバラドル路線を見つけた森口博子さん=1994年5月

リストラ宣告をされバラドル路線を見つけた森口博子さん=1994年5月

出典: 朝日新聞

17歳で福岡から上京し、デビュー。初のCD「水の星へ愛をこめて」は、人気アニメ「機動戦士Ζガンダム」の主題歌になった。だがヒットは続かず、高校卒業前、事務所の“リストラ宣告”を受けた。「泣きながら『何でもしますから(福岡に)帰さないで下さい』って言いました。その『何でも』が、バラエティーの仕事だったんですよね」

出典:森口博子さん、デビュー30周年 多彩な仕事が歌に結実:朝日新聞デジタル

「必ず全て歌につながる」

 この「バラドル」路線が大当たりし、テレビから引っ張りだこになります。元々は歌を売りにしたアイドルだった森口さん。「必ず全て歌につながると信じていた」という思いで仕事を続けたそうです。

 転機は1991年に訪れます。「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」が、映画「機動戦士ガンダムF91」の主題歌になり、自身最大のヒットに。NHK紅白歌合戦に初出場し、歌手として認知されるきっかけにもなりました。

 「色んなジャンルの仕事が、色んな表現や出会いにつながった。歌だけやっていたら、こんなに歌の仕事がなかったかもしれない。『森口博子の方程式』ですよね」

ガンダムのアニソンでは絶大な人気を誇る森口博子さん=2008年9月

ガンダムのアニソンでは絶大な人気を誇る森口博子さん=2008年9月

出典: 朝日新聞

20代はテレビで引っ張りだこ。着ぐるみを着たり、体を張って滝に打たれたり。「バラドル」と呼ばれることに戸惑いつつも、「必ず全て歌につながると信じていた」。転機は1991年の「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」だった。映画「機動戦士ガンダムF91」の主題歌は、自身最大のヒットに。NHK紅白歌合戦に初出場し、歌手として認知されるきっかけにもなった。「色んなジャンルの仕事が、色んな表現や出会いにつながった。歌だけやっていたら、こんなに歌の仕事がなかったかもしれない。『森口博子の方程式』ですよね」

出典:森口博子さん、デビュー30周年 多彩な仕事が歌に結実:朝日新聞デジタル

「生涯発展途上の現役」

 30周年に合わせ、「ETERNAL WIND」をセルフカバーし、24年ぶりに収録しました。持ち前の伸びやかな高音に加え、ファルセットを採り入れるなど、表現の幅を広げています。
 
 「支えてくれる方の思いを考えると『30年も』だけど、自分の夢への進化を考えると『30年しか』。生涯発展途上の現役として、誰かの明日につながる表現者であり続けたい」

今回はその「ETERNAL WIND」をセルフカバーし、24年ぶりに収録。持ち前の伸びやかな高音に加え、ファルセットを採り入れるなど、表現の幅を広げた。今月は記念のコンサートも控える。「支えてくれる方の思いを考えると『30年も』だけど、自分の夢への進化を考えると『30年しか』。生涯発展途上の現役として、誰かの明日につながる表現者であり続けたい」

出典:森口博子さん、デビュー30周年 多彩な仕事が歌に結実:朝日新聞デジタル



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