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佳子さまデビューの宮中晩餐会とは? 最上級の「おもてなし」現場
秋篠宮家の次女佳子さま(20)が初めて出席して注目された宮中晩餐会。最上級の「おもてなし」である宮中晩餐会とはどのようなものなのでしょうか?
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秋篠宮家の次女佳子さま(20)が初めて出席して注目された宮中晩餐会。最上級の「おもてなし」である宮中晩餐会とはどのようなものなのでしょうか?
秋篠宮家の次女佳子さま(20)が初めて出席して注目された宮中晩餐会。最上級の「おもてなし」である宮中晩餐会とはどのようなものなのでしょうか?料理は正統派のフレンチ。食材には皇室専用の御料牧場産の最上級品が使われ、宮内庁楽部による演奏も。そこには、まさに「おもてなし」の極地ともいえる時間が流れてていました。
宮中晩餐会は、国賓が来日した時などに開かれます。天皇、皇后両陛下が主催し、皇族方、三権の長や国会議員、さらには民間の友好団体関係者らが出席することもあります。
招待客を案内するのは、宮内庁式部職を中心とする「もてなしのプロ」です。ゲストの立場や肩書に応じて次々に席に案内していきます。料理には栃木県にある皇室専用の御料牧場産の食材も使われます。2014年4月のベトナムのサン国家主席夫妻を招いた宮中晩餐会では、御料牧場産の羊肉が使われました。
ちなみに、羊肉は欧州では最上級とされていて、国賓のもてなしに選ばれるのだそう。蒸し焼きは、スライスされたローストビーフのような見た目で、味わった人によると、柔らかく美味だったそうです。
提供の仕方は独特です。宮中晩餐会では客の前に置かれるのは空のお皿。奉仕員が銀製の大皿に盛った料理を持って席を回り、客は食べたいものを適量選びます。調理を担う宮内庁大膳課の担当者は「人により好き嫌いがある。よろしければいかがですか、というのが宮中のなさりようです」。
会場隣の部屋には宮内庁楽部が控え、会の進行に沿った絶妙なタイミングで音楽を奏でます。日本の童謡からクラシック、時には、ポップスも。サン国家主席夫妻の時には、アジアでヒットした谷村新司さんの「昴(すばる)」が披露されました。
食事の後は、お茶を飲みながらの「後席」が設けられます。両陛下以外にも、佳子さまをはじめ皇族方が、ゲストと歓談します。佳子さまはフィリピン側の出席者に話しかけられ、笑顔で懇談していました。こうして、約2時間の宮中晩餐会は終わります。