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天皇、皇后両陛下の乗る「御料車」 普段はどこに? ナンバーは?

天皇、皇后両陛下が乗る車は御料車(ごりょうしゃ)と呼ばれています。この御料車、普段はどこにあるのか? ナンバープレートは? 何台あるの? 調べてみました。

天皇、皇后両陛下専用の御料車「センチュリーロイヤル」。ナンバープレートの場所には金色の菊の紋章=2006年7月撮影
天皇、皇后両陛下専用の御料車「センチュリーロイヤル」。ナンバープレートの場所には金色の菊の紋章=2006年7月撮影 出典: 朝日新聞

目次

 天皇、皇后両陛下が乗る車は御料車(ごりょうしゃ)と呼ばれています。この御料車、普段はどこにあるのか? ナンバープレートは? 何台あるの? 調べてみました。

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【関連リンク】(皇室トリビア)「御料車」の謎 ナンバーは?価格は?
【動画】「くまモンはお一人なの?」。くまモンとご対面した天皇、皇后両陛下=2013年10月29日 出典: 皇后さま「くまモンさん、ご苦労さま」 熊本県庁で対面:朝日新聞デジタル

全部で10台、普段は皇居に

 御料車は全部で10台、ナンバープレートの場所には金色の菊の紋章がついています。紋章の近くに「皇1」などと書かれた直径10センチの円形プレートが設置されており、これが皇室専用のナンバープレートとして使われています。その他に、品川ナンバーのものもあり、プライベートな用事で使われます。普段は、宮内庁が東京の皇居内で管理しています。

沿道の人たちに手を振る天皇、皇后両陛下=2013年10月5日
沿道の人たちに手を振る天皇、皇后両陛下=2013年10月5日

御料車に秘められた両陛下のお心遣い

 御料車にはリムジン型とセダン型がありますが、両陛下は特別なことがない限り、セダン型を多く使っています。なぜ、セダン型を使うのか。そこには、沿道の人々と目線を同じ高さにしたいという両陛下の意向が現れています。

車の中から沿道の人たちに手をふる天皇、皇后両陛下=2012年9月28日、岐阜県羽島市
車の中から沿道の人たちに手をふる天皇、皇后両陛下=2012年9月28日、岐阜県羽島市 出典:朝日新聞デジタル

「お召し列車」で全国へ

 列車にも両陛下の専用車両があり、「お召し列車」と呼ばれています。JR東日本がE655系「なごみ」を所有しており、両陛下が利用する特別車両を外せば一般客も利用可能です。両陛下は新幹線を利用することも多く、その場合は臨時専用列車として全車両を貸し切るのが基本です。

長野から新幹線で帰京した天皇、皇后両陛下=2013年4月16日
長野から新幹線で帰京した天皇、皇后両陛下=2013年4月16日

陛下の愛車は24年落ちのホンダ車

 ちなみに天皇陛下の愛車は、1991年式のホンダ・インテグラ。排気量1600ccのマニュアル車です。
 当時の価格で約120万円。長年にわたって大切に乗り続けています。
 陛下は皇居内の運転であっても、免許証は必ず携帯するといいます。車に乗ってから免許を忘れたことに気づいて、御所に引き返したこともあるそうです。

天皇陛下が自らハンドルを握る、2代目ホンダ・インテグラ=ホンダ提供
天皇陛下が自らハンドルを握る、2代目ホンダ・インテグラ=ホンダ提供 出典: 朝日新聞

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