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ピエール瀧「日本も終わりだな。僕がNHKの主役なんて」
ピエール瀧さんが、NHKドラマ「64(ロクヨン)」の主役を演じます。本人からは「日本も終わりだな。僕が堅いNHKのドラマの主役になるなんて」と照れた感想も。
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ピエール瀧さんが、NHKドラマ「64(ロクヨン)」の主役を演じます。本人からは「日本も終わりだな。僕が堅いNHKのドラマの主役になるなんて」と照れた感想も。
ピエール瀧さんが、NHKドラマ「64(ロクヨン)」の主役を演じます。「あまちゃん」での、すし屋の大将役で注目されましたが、本人からは「日本も終わりだな。僕が堅いNHKのドラマの主役になるなんて」と照れた感想も。
ピエール瀧さんは、シンセサイザーなど電子サウンドを駆使したテクノでデビューしました。石野卓球さんとのテクノユニット・電気グルーヴでは、パフォーマンスを担当。1997年に発表したシングル「Shangri-La」が大ヒット、以来、日本のテクノシーンをリードしてきました。
ピエール瀧さんは、俳優としても活躍しています。1998年の映画「SF サムライ・フィクション」では、ギタリストの布袋寅泰さんが演じるナゾの剣豪とともに、出演しました。
「SF サムライ・フィクション」の監督は、音楽ビデオで国際的に評価の高い映像作家・中野裕之さんで、布袋さんのほか、藤井フミヤ、尚之兄弟や高木完さんら、ミュージシャンも多数出演していました。
今回、主役を演じるドラマの原作は、横山秀夫さんの同名小説です。「64(ロクヨン)」のタイトルは、昭和64年に起きた誘拐殺人事件のことを指します。ピエール瀧さんは原作について、「緻密(ちみつ)な設定。新聞記者だった横山さんの、現場での思いや憤りを感じた」と話しています。
ピエール瀧さんが演じるのは、地方県警の広報官・三上義信です。誘拐殺人事件には三上も刑事時代に捜査に加わりましたが、未解決のまま。その時効が迫った平成14年、ロクヨンを模倣した新たな誘拐が発生するという筋書きです。
ドラマの撮影は独特です。「リハーサルもあまりやらず、ライブ感を大事に長く撮る。その『記録』から作品を紡ぎ出したいのでしょう」とピエール瀧さん。演出は井上剛さん、音楽は大友良英さんで、「あまちゃん」のスタッフがそろう布陣になっています。
妻役はバラエティーでの体当たり芸で話題の木村佳乃さんです。ピエール瀧さんは木村さんについて「天然で面白いところしかない。柔らかくて楽しい、すてきな方でした」とベタ褒め。映画版での主演は佐藤浩市さんですが「気にしても仕方ない。映画で新たに分かることもあると思うので、それも楽しみです」。
NHKでの初主役に照れつつも、趣味の「夜の散歩」をドラマのため封印。「プロの役者ではないので、役になりきらないとできない。仕事もレギュラー以外は、ほとんど何もしなかった」という気合の入れよう。
ドラマは、4月18日スタート。土曜夜10時に全5回で放送されます。