お金と仕事
「最近は 検査も妻も 非接触」超ニッチ、工場現場の川柳コンテスト
観光や業界のPRなどに活用されることが多い川柳コンテスト。1月には工場の現場をテーマにした超ニッチな「第一回現場川柳」の結果が発表されました。大賞に輝いたのは「最近は 検査も妻も 非接触」
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観光や業界のPRなどに活用されることが多い川柳コンテスト。1月には工場の現場をテーマにした超ニッチな「第一回現場川柳」の結果が発表されました。大賞に輝いたのは「最近は 検査も妻も 非接触」
サラリーマン川柳をはじめ、観光や業界のPRなどに活用されることが多い川柳コンテスト。1月には工場の現場をテーマにした超ニッチな「第一回現場川柳」の結果が発表されました。大賞に輝いたのは「最近は 検査も妻も 非接触」
企画したのは産業用センサーのオプテックス・エフエー社(京都市)です。2010年に10月3日を「センサーの日」(10月3日を「1003」に置き換え「せんさん=センサー」の語呂合わせに)として登録し、毎年、展示会などのイベントを企画してきました。「地味、閉鎖的と思われている『現場』のイメージを変えたい」という思いから、今回、参加型イベントとして川柳コンストを開催しました。
ニッチなテーマだけに盛り上がるか不安だったそうですが、2014年10月から11月の2カ月間で「多すぎてびっくり」という2485作品が集まりました。「現場」で働いている人から、定年退職した「元現場」の人まで様々な人が応募してきたそうです。
オプテックス・エフエー社は、「センサーの日」を日本記念日協会に申請し登録したほか、センサー部品のネット通販サイトを開設するなど、新しい取り組みに積極的に関わってきました。今回もネットを通じて川柳を募集。イラストにはルポマンガ「シブすぎ技術に男泣き!」の作者でエンジニア出身の見ル野栄司さんを起用しました。
川柳コンテストは、他の業界でも活用されています。観光地の水木しげるロードがある鳥取県境港市の観光協会は「妖怪」をお題にした川柳コンテストを開催。2014年に募集した妖怪川柳大賞には「世も末か 河童が皿を 売りに出す」が選ばれました。
科学機器の販売などを手がけるライフテクノロジーズジャパン社は、理系の研究に携わる人たちに日々の思いを川柳にしてもらうコンテスト「川柳 in the ラボ」を企画。2014年の人気作品賞は「よし逃げろ 学会帰りの ボスが来た」でした。
テーマは異なるものの、サラリーマンの悲哀を感じさせる作品が集まってしまうのが、川柳ならではの現象と言えそうです。