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お年玉、相場はいくら?平均支出は3万円弱…15年の傾向と対策
お正月に、子どもたちが楽しみにしているものといえば、お年玉ですが、多すぎても少なすぎても角が立ちます。一体、いくらぐらいが適当なのか――。最新の調査結果をご紹介します。
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お正月に、子どもたちが楽しみにしているものといえば、お年玉ですが、多すぎても少なすぎても角が立ちます。一体、いくらぐらいが適当なのか――。最新の調査結果をご紹介します。
お正月に子どもたちが楽しみにしているものといえば、お年玉です。
もらう方は良いのですが、あげる立場となると、懐が痛む上に、金額にも頭を悩ませるものです。少なすぎると子どもたちに後で陰口を叩かれそうですし、突出し過ぎても周りの親戚らに白い目で見られてしまいます。
では一体、いくらぐらいが適切なのか――。住信SBIネット銀行が毎年実施しているお年玉に関する調査をご紹介します。
住信SBIネット銀行は、2010年から毎年、お年玉に関する調査を実施しています。
今年は、同行の20~60代の個人顧客1429人に今月中旬、インターネットで、来年のお年玉について、何人にあげるかや予定額などについて聞いたそうです。
調査結果によると、69.6%が「誰かにお年玉をあげる予定がある」と回答で、前年からわずかに増加(1.2%増)。人数は、最も多かったのが「2人」で25.0%。「3人」が18.8%、「1人」が13。0%でした。
ただし、「5~8人」と回答した人も24.3%で、さらに「9人以上」も6.4%いました。5人以上にあげる人が、わずかに増えています。
来年にあげるお年玉の予定総額については、「増える」と答えた人が27.5%で、前年より2.5%増。一方で「減る」と答えた人は5.8%で微増していますが、全体的には「あげる額」が増える人が少し多くなりそうです。
ただ増える理由については、「あげる対象の年齢が上がったから」と回答した人が6割超、「あげる人数が増えたから」が2割超でした。一方で「収入が増えたから」と回答した人はわずか0.4%にとどまりました。
支出額の平均も、2万8386円と前年より1058円増え、2010年の調査開始後では過去最高額を更新しました。回答者の年代別では、20歳代で2717円増、50歳代以上で3591円増と、これらの世代での増額が目立ちました。
あげる額については、小学生低学年(1~3年生)で最も多かったのは「1001~3千円」の5割超、小学生高学年(4~6年生)は「1001~3千円」「3001~5千円」がそれぞれ4割程度でした。小学生にあげる際は、これぐらいが適正額といえそうです。
ただ小学生高学年は前年の調査で、最も多かったのは「1001~3000円」の42.5%、次いで「3001~5000円」の38.2%でしたが、上図の通り、今年は順位が逆転しています。わずかですが、高学年への支出が増額しています。この辺りは考慮する必要があるかもしれません。