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「なんで日本人は投票行かないの?」 香港デモ、若者たちの言葉

有権者の約半数、20代の6割は投票に行かない。そんな日本社会に、自由で民主的な選挙を求めてデモを続けた香港の若者たちからのメッセージ。

民主的な選挙を求める香港のデモ参加者から、選挙に行かない日本の若者へのメッセージ
民主的な選挙を求める香港のデモ参加者から、選挙に行かない日本の若者へのメッセージ 出典: Yotube「民主主義を求め闘う香港の若者から日本の友へ」

目次

 「めんどくさい」「政治家は信用できない」「1票じゃ何も変わらない」。いろんな理由で選挙に行かない人が、国民の半数に及ぼうとしています。簡単に捨てられる投票する権利。でも、その権利は「貴重で、無駄にするべきではなく、あなたの未来のためにある」というメッセージが届きました。自由で民主的な選挙を求める、香港のデモ参加者たちからです。動画をご覧ください。

気づいてください、その権利がどれだけ貴重か

民主的な選挙を求める香港のデモ参加者から、選挙に行かない日本の若者へのメッセージ 出典: Youtube「民主主義を求め闘う香港の若者から日本の友へ」

「日本の若者に伝えたかった」

 動画をつくったのは、京都大院1年の徐東輝さん(23)と、彼の友人で仕事や留学で香港に住む柴田奈々さん(21)、長谷川ちかさん(24)、箕田直人さん(21)の計4人。徐さんは若者の投票率を上げる活動をしているivote関西支部代表で「簡単に投票する権利を無駄にする日本の若者に、民主主義や選挙の大切さを伝えたかった」と言います。

年代別投票率の推移
年代別投票率の推移 出典:明るい選挙推進協会

 前回、2012年の衆院選の投票率は、59.32%で戦後最低でした。特に20代は37.89%で70代の半分しかありませんでした。

 一方、香港では、若者らが都市の中心部を75日間占拠し、自由で平等な選挙を求めてきました。11日の警察による強制排除では、209人の逮捕者も出ました。彼らは動画の中で、カメラを通じて日本の若者たちを見つめ、こう訴えています。

 「私たちは公平な普通選挙制度のために闘っています」

 「私たちが闘うのは、自分たちのためだけでなく、次世代のためでもあります」

 「民主主義があれば、よりよい未来のために投票することができます。私たちの歩みたい未来をつかむために」

 「若者たちなら別の未来を描けるはず」

 「未来はあなたのものです。誰かに決められるのではなく、あなた自身が決めなければ」

 「あなたには国を良くする力、社会を変える力があるんです。だから、ぜひ投票に行ってください」

 「どうか、投票する権利を無駄にしないでください」

 「日本では、民主主義は当たり前のものかもしれません。民主主義と共に生まれ、自由と共に育ってきた。でも、その自由や権利は、ある日なくなるものかもしれません」

 「香港に住む私たちにとって、民主主義は生まれながらにあるものではなく、闘わなければ手に入らないものです。日本の人たちに、自分たちの手でリーダーを選べることがどれだけ貴重なことか、気づいて欲しい」

 香港に留学中の3人が、ビデオを手にデモ現場に取材に行きました。デモ参加者たちに「投票に行かない日本の若者にメッセージを」と伝えると、ほとんどの人が、自分たちの思いを一生懸命語ってくれたそうです。

投票に行く人・行かない人

 朝日新聞では、2013年の参院選から「 #投票する? 」という企画を実施しています。投票に行く人・行かない人、それぞれの思いをネットに書き込んでもらうものです。

誰でも意見を書き込める投稿マップ
誰でも意見を書き込める投稿マップ 出典:朝日新聞デジタル「#投票する?」

 公示前日から12日昼までに、1289件の投稿を公開しています。投票に行く、行かない、争点をどう考えるか。様々な意見が読み取れます。

 投票に行かない人たちからは、こう書き込んでいます。「誰に投票しても無駄」、「めんどう」、「信用できない」

 投票に行く人たちは、こうです。「評価するのは私たち有権者」、「自分や子や孫の将来の事としてよく考え投票しましょう」、「声を上げよう」

 ここでは9割を超える人が「投票に行く」と書き込んでいます。しかし、各社の世論調査を見る限り、戦後最低の投票率だった前回をはるかに下回る関心の低さです。全国的に冷え込みが厳しく、雪の予報もあるため、このままでは投票率のワースト記録を更新する可能性もあると見られています。

期日前投票所になる仮設住宅の集会場に、投票箱や記載台が運び込まれた=岩手県一関市、福留庸友撮影
期日前投票所になる仮設住宅の集会場に、投票箱や記載台が運び込まれた=岩手県一関市、福留庸友撮影 出典: 朝日新聞

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