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奈良の雪丸、高市総務相にアポなしで会うも「私は猫派」と一蹴される
奈良県王寺町のゆるキャラ「雪丸」が高市早苗総務相と面会しました。同郷の高市氏の「えこひいき」という指摘に、秘書官は・・・。
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奈良県王寺町のゆるキャラ「雪丸」が高市早苗総務相と面会しました。同郷の高市氏の「えこひいき」という指摘に、秘書官は・・・。
竹山栄太郎
共同編集記者 聖徳太子の愛犬がモデルという奈良県王寺町のマスコットキャラクター「雪丸」が10日、東京・霞が関の総務省で、高市早苗総務相と面会しました。衆院奈良2区選出で同郷の高市氏から「がんばってください」と激励され、ゆるキャラ戦国時代を生き抜く決意を新たにしたようです。
王寺町によると、雪丸は「人の言葉を話し、お経が読めた」と言い伝えられ、町内の達磨寺に石像もまつられています。平井康之町長は「日本第1号のペットじゃないか」と話しています。
今回、雪丸は、聖徳太子との交流を描いた童話の本が今月完成したことをアピールするため、平井町長と一緒に総務省を訪れました。
会見のとき、記者のひとりが「大臣とは会わないんですか?」と質問。面会は予定になかったそうですが、たまたま高市氏が省内にいたこともあり、数分間の面会が実現しました。実は、高市氏はもともと大臣室に雪丸のぬいぐるみが置いてあるほどのファンでした。
高市氏は初対面という「実物」が部屋に入ると笑顔で迎え、写真撮影に応じました。ただし、記者から「大臣は犬派ですか、猫派ですか」という質問が飛ぶと、高市氏が「猫派」と即答。雪丸がしょんぼりする一幕もありました。
総務省は、全国の地域活性化に力を入れる役所です。高市大臣も、9月の就任会見で「各地域の特徴を生かした持続可能な地域づくりに、全力で取り組む」と宣言しました。
ただ、いまや、ふるさと自慢の使命を背負ったゆるキャラたちが全国各地にあふれています。奈良県以外からゆるキャラが訪ねてきても、大臣は会ってくれるのでしょうか。政務秘書官は「奈良のキャラだから会ったわけではありません。お会いできるかは日程次第です」と話しています。