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アラジンさんからの取材リクエスト

「昭和天皇実録」が公開されましたが、資料の取捨選択や記述は、一体誰の手によって行われたのでしょうか。



【お答えします】昭和天皇実録、誰がつくったの?

和製本で計61冊の大著となった「昭和天皇実録」。その編集作業は、学者ではなく宮内庁の職員らによるものでした。

満87歳の誕生日を迎えた昭和天皇
満87歳の誕生日を迎えた昭和天皇 出典: 朝日新聞

取材リクエスト内容

「昭和天皇実録」が公開されましたが、資料の取捨選択や記述は、一体誰の手によって行われたのでしょうか。宮内庁職員の手によるものなのか、学者の手によるものなのか、編纂実務の裏側を取材してほしいです。 アラジン

記者がお答えします!

 和製本で計61冊の大著となった、「昭和天皇実録」。9日付で内容が公表され、昭和史をフカボリする貴重な資料として注目されています。
 その編集作業は学者ではなく、宮内庁の職員らによるものでした。

 編集作業は昭和天皇の逝去翌年の90年度に16年計画で開始。
 2回の延長を経て約24年5カ月で完成した。
 宮内庁書陵部の職員が、昭和天皇の元側近ら約50人に聞き取り調査し、全47都道府県のほか、米国、英国など海外にも計5回出張。侍従ら関係者の日誌、外国の公文書など約3千点の資料を集めた。
 非常勤を含めて計112人の職員が関わり、経費(人件費をのぞく)は約2億3千万円。
「昭和天皇実録」が完成 計61冊、編集に24年5カ月:朝日新聞デジタル
完成した昭和天皇実録=代表撮影
完成した昭和天皇実録=代表撮影 出典: 朝日新聞

 膨大な手数をかけた昔ながらの手法で、官僚が自ら編む公式記録という位置づけです。

 天皇や皇族の没後、その生涯の足跡を確かな資料に基づいて記した年代記。
 天皇に献上するために作られる。奈良時代から平安時代前期、中国の例にならって「日本書紀」や「日本文徳天皇実録」など6部の六国史(りっこくし)が作成された。
 明治以降は孝明、明治、大正の各天皇実録が作られている。
昭和天皇実録、完成後すぐ公表 宮内庁、黒塗りせず:朝日新聞デジタル
新しく施行される日本国憲法に署名する昭和天皇
新しく施行される日本国憲法に署名する昭和天皇 出典: 朝日新聞

 一般の人向けに、11月まで特別閲覧が実施されています。

 公表された昭和天皇実録について、宮内庁は9日から11月30日まで、皇居・東御苑内にある書陵部で特別閲覧を実施する。
 東御苑休園日を除き、1人につき1回最大50分間、内容の写しを閲覧したり、天皇、皇后両陛下に献上した和とじの「奉呈本」と同じ「副本」を見学したりできる。
 予約は不要だが希望者が多い場合は現地で整理券を配る。
昭和天皇実録、9日から皇居で特別閲覧:朝日新聞デジタル
実録の「副本」。1945年8月10日の御前会議について記された箇所=代表撮影
実録の「副本」。1945年8月10日の御前会議について記された箇所=代表撮影 出典: 朝日新聞

 朝日新聞デジタルの特集ページでは、歴史的事件に際しての記述の採録や、当時の貴重な写真が見られます。

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