グルメ
カップヌードルの「謎肉」の謎 実はあなたの身近にいる?
このあいだ、氷で冷やす「カップヌードルそうめん」なるものを食べてきた。中には炭火焼きチキンが入っていて、「具材もここまで進化したか!」と感心させられた。あれ、そういえば、あの肉が入っていない。カップヌードルの象徴ともいうべき四角い肉が。ネット上で「謎肉」と呼ばれる、あの肉が。

このあいだ、氷で冷やす「カップヌードルそうめん」なるものを食べてきた。中には炭火焼きチキンが入っていて、「具材もここまで進化したか!」と感心させられた。あれ、そういえば、あの肉が入っていない。カップヌードルの象徴ともいうべき四角い肉が。ネット上で「謎肉」と呼ばれる、あの肉が。
謎肉の原材料は

日清のホームページではこう紹介されている。
なるほど、ダイスミンチというのが正式名称なのか。たしかにダイス(=サイコロ)のような形をしている。2009年から「コロ・チャー」に切り替わったそうだ。ちなみにコロ・チャーとは?
つまり、本物のチャーシューなわけですね。
いったい誰が名付けた

はっきりしたことはわからなくても、なんとなくわかった気になりました。
好きが高じてこんなことに

インスタントラーメン発明記念館(大阪府)を訪ねて、謎肉たっぷりのカップヌードルをつくった人の話です。
あの肉がもう食べられなくなる。
正方形に形取られた肉、お湯が浸透しきらずに中心部がしゃりっとする肉、濃いめの味がアクセントになる肉、何の肉か分からない肉、みんな大好きなあの肉が食べられなくなる。
このまま食べられなくなるなんて嫌だ。心底満喫して別れを告げたい。
(中略)
ガツン!パンチがある。スープの味がとても濃くなっていて脂でコクが出ている。しかもどれだけ食べても肉が出てくるのだ。数えてみると約50個。そう、通常の肉の10倍だ。食べても食べても無くならない。なんだこの幸せのマシンガンは。
実は今でも食べられます

あれっ? 謎肉は消えたわけではないんですか? 日清食品ホールディングス広報部に確認すると意外な答えが返ってきた。
「ダイスミンチを具材で使用している商品は、カップヌードルライト、カップヌードルキング、スープヌードルなどです」
確かにスープヌードルを買ってみると謎肉が入っていました。ただし、スープヌードルシーフードには入っていないので要注意です。
話はそれますが、カップヌードルとスープヌードルの違いは以下の通りです。
バリューカップシリーズは、経済環境や人口動態など、社会構造が大きく変化している中、価値と価格のバランスのとれた商品としてご愛顧いただいております。より多くの皆様に、より多くの食シーンで「カップヌードル」の味をお楽しみいただけるよう、「カップヌードル」をスープ感覚にした商品が「スープヌードル」です。
お弁当と「スープヌードル」といったように、スープ感覚で楽しんでいただくため、麺重量を50g (カップヌードルは65g) にし、具材を小ぶりにしながらも、「カップヌードル」らしさを再現しております。 また、中身が「カップヌードル」の味であること、そしてスープを楽しんでいただく商品であることを出来るだけ明確にお伝えできるようにと、このパッケージデザインを採用致しております。「スープヌードル」は、基本的に「カップヌードル」の味を再現しております。
つまり、麺や具材を減らしてお手頃価格で販売している商品ということですね。
謎肉の有無を確認できた商品
【入っている】
カップヌードルキング
スープヌードル
カップヌードルライト
カップヌードル 欧風チーズカレー(ただしビーフ)
【入っていない】
カップヌードル
カップヌードルビッグ
スープヌードルシーフード
カップヌードルライト そうめん
結論
なーんだ、謎肉って結構身近にあるんですね。でも、油断は禁物。ウナギと同じように、いつ絶滅危惧種に指定されるとも限らないのだから。(→それはないか)