話題
そういえば前のW杯で話題の予言ダコのパウルって元気?
とっくに亡くなっていました……。しかも話題になった年の秋に…。
これだけでは身も蓋もないので、パウル君のどこがそんなにすごかったのかを少し振り返ってみましょう。
パウル君の予言スタイルはいたってシンプル。水槽内で、自国ドイツ、対戦チームのそれぞれの旗が貼り付けられた二つの箱のどちらにパウル君が入るかで、勝敗を占うもの。そして的中させた「予言」がタコ…もとい以下。
上の表には入っていませんが、その後の3位決定戦でのドイツの勝利、そして決勝戦でのスペインの勝利も見事に「予言」が的中し、挑んだ8試合全てを言い当てました。ただ準決勝でドイツがスペインに敗れると予想し、それが見事に当たったことから、ネット上には一部のファンからの辛辣な言葉が……。
国内にとどまらず、ドイツに敗れたアルゼンチンなどでも八つ当たりの声が上がり、なぜかW杯本選に出場していないイランのアフマディネジャド大統領(当時)からも激しい批判が……。
とはいえ、捨てる神あれば拾う神あり。神懸かり的な「予言」で、世界的な注目を浴びたパウル君。色々なところから、様々なオファーがあり、まさに引っ張りダコ状態に。
まずは南米でアプリが開発されました。
さらには、イングランドのW杯招致委員会からも……。
タコって骨がないから、きっと壺には遺灰を入れたんでしょうね……。
今回のW杯でも、世界各地で様々な動物が「絶対に外せない予言」に挑んでいます。
まずは、パウル君と同じタコでは、ドイツ・ベルリンのシーライフ水族館の「レッギーナ」(雌、1歳)。抜擢の理由は……。
レッギーナはドイツがポルトガルに勝利すると予想。結果は…
ドイツ4―0ポルトガル
と、見事的中!期待の「後継ダコ」として、まずは幸先の良いスタートを切りました。
「予言」に挑戦するのは、タコだけではありません。
同じくドイツの動物園では、アルマジロのNormanが、タコのレッギーナと同じドイツ×ボルトガル戦の「予言」に挑戦。
こちらも哺乳類の意地を見せて、見事に的中。
さらに中国では、ジャイアントパンダのYing Meiが、W杯開幕戦のブラジル×クロアチア戦にチャレンジ。
こちらも見事に、ブラジルの勝利を的中させました。
中国・山東省の動物園では、4歳のアジアゾウのYaluも名乗りを上げた。
スペイン×チリの試合を「予言」したところ……。
結果、スペインはチリに0―2で敗れてしまい、いきなり外してしまいました……。
最後に、パウルにあやかってブラジル企業「uTouchLabs」が開発した、前述のiPhoneアプリ「タコに聞け」(Ask the Octopus)を使って、日本時間25日未明の日本×コロンビア戦を占ってみました。
その結果は……。
タコが選んだのは「JAPAN」!
日本が1次リーグを突破するには、勝利が絶対条件のコロンビア戦。とりあえず、心強い結果でした。
今回のW杯、日本の結果はもちろん、第2のパウル君が出現するのか、今後も目が離せません。