夫婦別姓の子、かわいそう?聞くと…「家族がバラけるとは思わない」

名字違う兄弟「一体感がない、と感じたことない」

宮谷 由枝

選択的夫婦別姓の導入に対して「子どもがかわいそう」という意見がありますが、事実婚などで親と子どもの名字が違う「別姓の家族」は、すでに社会に存在しています。いま別姓家族の子どもたちはどう感じているのでしょうか?

夫婦の名字を同じにするか別々にするか選べるようにする「選択的夫婦別姓」。反対する人々の中には、家族間で名字が違うと「一体感が失われる」「子どもがかわいそう」という意見があります。本当に、名字によって「家族の一体感」は失われるのか、父親や母親と名字が違うことは「かわいそう」なのか――。当事者の子どもはどう感じているのでしょう。夫婦が別姓、兄弟でも名字が違う家族に話を聞きました。

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