「絶滅危惧種」と思われた家業 活版印刷を継いだ娘の〝意外な再生〟

震災で崩落した活字…今では30分で完売

神戸 郁人

かつては印刷の現場で活躍してきた、活字。それを意外な形に転用する、ある企業の取り組みが話題です。災禍を経て生まれた、技術の意外な活かし方について取材しました。

大阪府の印刷所が投稿した、とあるツイートが好評を博しています。二度の震災で崩落してしまった、大量の活字。何とか無事だったものの、利用できない状態となった一本を、意外な形で活かしていると伝える内容です。「たとえ業務に使えなくても、人々に文字の魅力を届けたい」。職人としての情熱を、創業者の父から受け継いだ2代目社長に、思いを聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)

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