「障害があるから負けて当然」私の考え覆したアルビノパラ選手の言葉
何かを悔しがることの大切さ
雁屋優さん(26)は、髪や肌の色が薄く生まれる遺伝子疾患・アルビノです。症状の弱視のため、身の安全を確保する目的で、大人から運動を制限される場面がありました。そんな経験ゆえ、今でもスポーツが苦手だといいます。
対照的な生育歴を持つのが、同じくアルビノで、ゴールボール選手のパラアスリート・欠端瑛子さんです。疾患に伴うリスクがあっても、親や教師から、体を動かすことを肯定されて育ちました。今年開かれた東京パラリンピックでの活躍ぶりが、大きく報道されたのを覚えている人もいるかもしれません。競技にのめり込めた理由について聞き、考えたことを、雁屋さんにつづってもらいました。