日本の女性「幸せパターン」少なくない? 子宮頸がんで芽生えた疑問

まず自分の体を知る、選択肢を増やす

中村 真理

村田美沙さん。病気を機に「普通」と言われる生き方への疑問を持つように。気づいたのは選択肢の少ない日本の現状だった(写真は本人提供)

29歳で子宮頸(けい)がんが分かって手術をした村田美沙さん。「子どもが産めるのか?」という心配から、女性として生きる意味を考えるようになったといいます。「産む」だけではなく、女性の体とともに生きるとはどういうことなのか。感じたのは、女性の生き方に選択肢が少なすぎるように思える日本の現状でした。元の生活を取り戻すまでの日々から、自分たちにとっての「幸せ」について考えます。(朝日新聞記者・中村真理)

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