品川駅〝ディストピア〟広告「内輪感」の罪 常見陽平さんと考えた

「個人の努力を吸い上げる」企業の現実

神戸 郁人

JR品川駅に突如出現した、「今日の仕事は楽しみですか」と書かれた広告。労働者から不評を買ったのは、なぜか。常見陽平さんと考えてみました。

「今日の仕事は楽しみですか」。そんな煽り文句があしらわれ、JR品川駅構内に掲示された広告が、ネット上で「炎上」しました。日本人の働き方に詳しい、千葉商科大准教授の常見陽平さんは、いわゆる「意識高い系」ビジネスが醸し出す「内輪感」が、象徴的に表れた事案と分析します。労働者たちの反発を招いたメッセージから、どんな教訓がくみ取れるのか? 常見さんに尋ねてみると、幸せな仕事のあり方について考えるヒントが見えてきました。(withnews編集部・神戸郁人)

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