常識人だった志村けん「立派な変人」になるため身につけた膨大な教養

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鈴木旭
ライター

東村山市の市制施行50周年を記念して植樹された「志村けんの木」の看板。看板の文字は志村さんの直筆だ=2020年6月2日午前11時7分、東京都東村山市本町2丁目、小林太一撮影

志村けんの訃報から1年あまり。セクハラまがいの行為を繰り返すキャラクター「変なおじさん」で知られる志村だが、実生活では至って常識人だった。とくに時間厳守は徹底していたようだ。ゆかりの人の証言からは、一瞬の笑いのために努力を惜しまない、常識と非常識の間を行き来した姿が浮かび上がる。(ライター・鈴木旭)
※本文は書籍『志村けん』論から抜粋して再構成しています

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