空間除菌、病院への寄贈は何のため? 知名度上がっても喜べない理由

朽木誠一郎
朝日新聞デジタル企画報道部記者

2021年2月の消費者庁の注意喚起。

医薬品や医療機器として承認されていない空間除菌用品が、病院など医療機関に寄贈され、医師らから批判の声が上がっています。メーカー側は宣伝目的との批判を否定しますが、事実が独り歩きすると、誤ったメッセージになりかねません。

結果的に商品の知名度が上がったとして、果たしてそれは持続可能な活動と言えるのでしょうか。今年2月にネットで炎上した、代表的な空間除菌用品であるクレベリン。騒動のてん末から考えます。(朝日新聞デジタル機動報道部・朽木誠一郎)

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