熱海の老舗和菓子店、かき集めた羊羹500個 避難者に「恩返しを」

4代目女将「数に限りがあって申し訳ないですが…」

北林慎也
朝日新聞記者

「熱海 本家ときわぎ」が、熱海市への支援物資として用意した羊羹(ようかん)=公式ツイッターから

伊豆山地区で大規模な土石流が発生した静岡県熱海市。市内の老舗和菓子店が、看板商品の羊羹(ようかん)を用意したうえで、避難者に「来店いただければお渡しします」とツイッターで呼びかけています。そこには、生菓子ゆえの歯がゆさを抱えながらも惨禍を前に行動せざるを得なかった、コロナ禍で苦しんだからこその強い思いが込められていました。(北林慎也)

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