コロナで意識…「死の恐怖」どこから? 哲学者たちの言葉から考えた

「そもそも、生まれたことが偶然」

真鍋厚
評論家・著述家

新型コロナウイルス感染が疑われる遺体の入った棺が消毒された=2020年5月7日、東京都板橋区、藤原伸雄撮影

【眠れぬ夜の死の話#1】
新型コロナウイルスによって、普段、考える機会が少ない「死」を人々は意識するようになりました。外出自粛や、不便なマスク生活なども死にたくない、死が怖いから、その変化を受けて入れているといえます。では、なぜ、人はなぜ死を恐れるのでしょうか。その根本的な問いについて、評論家で著述家の真鍋厚さんが「そもそも生まれたことが偶然」という視点から考えます。

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