昭和感漂う“クズ芸人”の魅力 特異なコント師、空気階段の実力

借金・マザコン・官能小説…ラジオきっかけにブレーク

鈴木旭
ライター

雑誌で取り上げられることも多い空気階段の2人

昨今、ギャンブルや遅刻癖のほか、目の前の私利私欲に走ったりする“クズ芸人”が注目を浴びている。中でも、空気階段の鈴木もぐらと水川かたまりは、“借金”や“マザコン”といったプライベートのネガティブな部分をさらけだしながら、独自の世界観を築いてきた。2021年2月に行った単独ライブ『anna』では、会場チケットは即完売、配信チケットは1万枚以上の売り上げを記録するなど好評を博した。飾らない私生活と本格派コント師の顔というギャップが持ち味の空気階段。2人の活躍から、“クズ芸人”の魅力に迫る。(ライター・鈴木旭)

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