スナック菓子を本気で「ごはん」に 「6食時代」湖池屋の挑戦

忙しくて自由すぎる現代人をつなぎとめるもの

奥山晶二郎
サムライトCCO

湖池屋の野間さんが試作中のポテトチップスを使った「食事」のレシピ。右は「じゃがいも心地の芋けんぴ風」、左は「餃子の皮を使ったおやつピザ」

SNSや動画、ゲームなど、無料で楽しめるネットサービスがたくさん生まれ、現代人は、どんどん時間が足りなくなっています。時間の使い方の変化は、朝食を抜いたり、ランチを軽く済ませたりするなど、食事の場面にも表れるようになりました。それは、主食=メインである「ごはん」と、間食=サブの「おやつ」との違いが見えにくくなる状況を生みだしています。細切れの食生活を送る「6食時代」を見据え、〝サブ側〟にいたスナック菓子メーカーの湖池屋は今、〝メイン側〟の「ごはん」に進出しようとしています。

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