「ねるねるねるね」公式動画〝最後の30秒〟の秘密、進化する知育菓子

多様性とわかりやすさのせめぎ合い、正解のない時代の遊び方

奥山晶二郎
サムライトCCO

1986年に発売された「「ねるねるねるね」初代パッケージ。当時は〝怪しさ〟が売りだった=クラシエフーズ提供

人びとの行動がデータ化された時代では、自分で選んでいるようで、実はおすすめされた情報がまわりにあふれています。多様性が大事にされ、進学や就職も、これまでのお手本が通用しない時代。自分で考える力はあらゆる場面で求められています。発売から35年、知育菓子として絶大なネームバリューを誇るクラシエフーズの「ねるねるねるね」は、販売が低迷した時期に一大改革を実行しました。その時の気づきは新しい「正解のないお菓子」に引き継がれています。選択肢があふれる時代の中で生まれた「自分の頭で考える」ニーズについて、知育菓子の進化から考えます。

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